- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1212AQ006
- 開始/終了年度
- 2012~2012年
- キーワード(日本語)
- 肥満,残留有機汚染物質,環境化学物質
- キーワード(英語)
- obesity, Persistent Organic Pollutants, environmental chemicals
研究概要
近年、環境化学物質が、肥満、および肥満に伴う病態(動脈硬化、高脂血症、糖尿病など)の増悪に関与することが指摘されている。中でも、PCBやTCDDといった残留有機汚染物質(Persistent Organic Pollutants、POPs)曝露が、体重増加や動脈硬化などに関与することを示唆する疫学的、および実験的報告がなされている。
本研究は、肥満、および肥満に伴う諸病態へのPOPs曝露の影響について評価を行い、その作用機構について検討することを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
昨年度までにPOPsの1つであるヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)が肥満、およびレプチン抵抗性、高インスリン血症を増悪することを明らかにした(外部資金による研究成果)。今年度は、その作用機序を明らかにすることを目的として、生化学的、分子生物学的、病理組織学的検討を行う。加えて、HBCD曝露が脂肪細胞の分化に及ぼす影響についても検討する。
今年度の研究概要
今年度は、HBCD曝露による肥満、および肥満に伴う病態の増悪影響について、その作用機序を明らかにすることを目的として、生化学的、分子生物学的、病理組織学的検討を行う。加えて、HBCD曝露が脂肪細胞の分化に及ぼす影響についても検討する。
課題代表者
柳澤 利枝
- 環境リスク・健康領域
病態分子解析研究室 - 主幹研究員
- 博士(医学)
- 医学,生化学