- 予算区分
- AH 地環研
- 研究課題コード
- 0911AH005
- 開始/終了年度
- 2009~2011年
- キーワード(日本語)
- 円石藻,リアルタイムPCR,博多湾
- キーワード(英語)
- coccolithophorids, realtime PCR, Hakata Bay
研究概要
博多湾など日本各地の内湾や沿岸域で、最近、円石藻Gephyrocapsa oceanicaのブルームが確認されている。博多湾における円石藻ブルームの発生機構について明らかにすることを目的として、円石藻ブルームに関連する環境要因、そして非円石細胞ステージの動態を含む植物プランクトンの季節的な変化についてモニタリング調査を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
G. oceanicaと他の植物プランクトンの季節的な遷移パターンや円石藻の遺伝的多様性等の生物学的要因、そして、海水温等の環境要因と大量繁殖との関連性について、調査解析を行う。またG. oceanicaで確認された円石をもたない細胞ステージ(非円石細胞ステージ)と博多湾における円石藻ブルームの発生との関連性について、DNAマーカーを用いたモニタリング調査により明らかにする。
今年度の研究概要
博多湾において独自に収集した現場環境のデータや過去の環境要因に関する計測データについて解析を行うとともに、リアルタイムPCR法による非円石細胞ステージの季節的な消長について分析を行った。
外部との連携
福岡県福岡市保健環境研究所(研究代表者:藤代敏行)との共同研究である。
- 関連する研究課題
- 23007 : 生物多様性の景観的および遺伝的側面とその観測手法に関する研究
- 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題
課題代表者
河地 正伸
- 生物多様性領域
生物多様性資源保全研究推進室 - シニア研究員
- 博士(理学)
- 生物学