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PFOSのウズラ摂餌投与試験における卵への移行に関する研究(平成 23年度)
Study of Migration of PFOS from Diet to Eggs during Avian Reproduction Test

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1112AQ007
開始/終了年度
2011~2012年
キーワード(日本語)
PFOS,鳥,卵,残留濃度
キーワード(英語)
PFOS, Avian, egg, residue concentration

研究概要

ペルフルオロ(オクタン-1-スルホン酸)(PFOS)をウズラ親鳥に摂餌投与した結果、若鳥の孵化率及び14日間生存率が有意に低下することが知られている。本研究では、摂餌投与した親鳥のペアから産卵された卵中のPFOS濃度を定量することで、PFOSの卵への濃縮率、移行率を算出する。卵中濃度と若鳥への影響の関係を解析することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

PFOSの鳥類の繁殖に及ぼす影響に関する摂餌投与試験より採取された卵中のPFOS濃度を測定する。飼料中濃度で最大50ppm、公比3として4濃度群及び対照群とし、日本ウズラ(WE系)を用いた摂餌投与試験(6週間)及び繁殖照明条件下での摂餌投与試験試験(20週間)において、6週間試験では投与開始2, 4及び6週目に、20週間試験では13, 14, 16, 18及び20週目に採卵したものを試料とする。卵中の直鎖PFOS濃度をLC/MS/MSにより定量する。一部の試料について卵白、卵黄別に定量し、濃縮部位を明らかにする。これらの定量値と飼料中濃度及び摂餌量から、PFOSの卵への濃縮率、移行率を算出する。また、異性体別の定量法をGC/MS/MSにより検討し、異性体による濃縮率の違いについて考察する。

今年度の研究概要

日本ウズラ(WE系)を用いた摂餌投与試験(6週間)及び繁殖照明条件下での摂餌投与試験試験(20週間)において、6週間試験では投与開始2, 4及び6週目に、20週間試験では13, 14, 16, 18及び20週目に採卵したものを試料とする。卵中の直鎖PFOS濃度をLC/MS/MSにより定量する。一部の試料について卵白、卵黄別に定量し、濃縮部位を明らかにする。これらの定量値と飼料中濃度及び摂餌量から、PFOSの卵への濃縮率、移行率を算出する。

外部との連携

(財)畜産生物科学安全研究所 

課題代表者

白石 不二雄

担当者