ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

平成23年度農薬による水生生物影響実態把握調査(平成 23年度)
Investigation of the effect that pesticide gives to an aquatic organism in nature in 2011

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
1111BY003
開始/終了年度
2011~2011年
キーワード(日本語)
農薬,バイオアッセイ,野外調査
キーワード(英語)
pesticide, bioassey,, field survey

研究概要

農薬の水域生態系への影響を未然に防止する観点から、農薬取締法に基づき農薬登録保留基準を個別農薬ごとに設定しているが、生態系への影響は未だ解明されて いない。そこで、登録後の農薬が水域生態系に及ぼす影響を事後的に評価するシステムの確立が必要である。そこで、事後評価システムの確立に向けて農薬が使 用される圃場周辺の水域において、環境水を用いたバイオアッセイの実施、環境水中の農薬濃度の分析を実施する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:政策研究

全体計画

本調査は、登録後の農薬が実環境における水域生態系に及ぼす影響に関する事後評価システムの確立に向けて、農薬が使用される圃場周辺の水域において、環境水を用いた生物試験(バイオアッセイ)及び農薬濃度の分析を実施する。また、農薬散布により影響を受けた水域における生物影響について、時間経過による農薬の減衰と生物影響の変化を調べる。さらに、除草剤を中心とした、農薬原体の水生生物慢性毒性試験データの充実を図る。

今年度の研究概要

除草剤が散布された1週間後程度の後に水田からの放流水をサンプリングする。サンプリング場所は、千葉、埼玉、茨城などで実施する。それぞれのサンプルについて、魚類、藻類、甲殻類、発光バクテリアを用いた慢性毒性試験を行い、それぞれの影響の強さを測定した。同時に一斉分析によって検出された農薬を入手し、甲殻類、藻類、魚類の慢性毒性試験を実施する。

課題代表者

鑪迫 典久

担当者

  • 岡 知宏
  • 渡部 春奈環境リスク・健康領域
  • 高信 ひとみ