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藍藻類が生産するミクロシスチンのモニタリング手法とその評価に関する研究(平成 23年度)
Research for monitoring and risk assessment of cyanotoxin microcystin

予算区分
BC 環境-公害一括
研究課題コード
0911BC001
開始/終了年度
2009~2011年
キーワード(日本語)
ミクロシスチン,モニタリング,リスク評価,分析
キーワード(英語)
microcystin, monitoring, risk assessment, analysis

研究概要

 ミクロシスチンによる汚染は、工場などから排出される一般的な化学物質の汚染とは異なり、汚染源が富栄養化による藍藻類であることから、その棲息及び生育状態によって汚染状況は影響を受ける。このため、環境中のミクロシスチン量をモニタリングしそのリスクを評価するためには、高精度な分析法の他、採水条件や採水方法などモニタリング手法全般の検討が必要である。
 ミクロシスチンには多くの同族体が知られており、同族体毎の高精度な分析法の開発や精度管理手法の検討を行う。また、それら同族体ごとの毒性を評価し、ミクロシスチンによる水質のリスク評価手法の検討を行う。
 ミクロシスチンのモニタリング手法の開発やリスク評価手法の検討をすることにより、ミクロシスチン汚染の現状及び有毒藍藻類の発生状況を明らかにし、水資源の有効利用促進や湖沼の水質管理に資することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

H21年度:ミクロシスチンモニタリング手法の開発。
H22年度:ミクロシスチン同族体の高精度分析手法の開発。
H23年度:モデルを用いたミクロシスチンのリスク評価手法の開発。

今年度の研究概要

開発したミクロシスチンの高精度分析手法ミクロシスチンのモニタリングを行い、同族体の毒性評価結果を用いた湖沼のリスク評価手法について検討を行う。

外部との連携

国立医薬品食品衛生研究所
福岡県保健環境研究所

備考

地域密着型研究
共同研究先:国立医薬品食品衛生研究所、福岡県保健環境研究所

課題代表者

佐野 友春

担当者

  • 高木 博夫
  • 西川 雅高
  • portrait
    梅津 豊司環境リスク・健康領域