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高磁場MRIによる含鉄タンパク質フェリチンの定量化と分子イメージングへの適用研究(平成 20年度)
Quantification of ferritin, an iron storage protein in vivo and its application to molecular imaging

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
0709CD311
開始/終了年度
2007~2009年
キーワード(日本語)
高磁場MRI,生体分子,フェリチン,磁性,分子イメージング
キーワード(英語)
HIGH FIELD MRI, BIOLOGICAL MOLECULE, FERRITIN, MAGNETISM, MOLECULAR IMAGING

研究概要

ヒトや動物の体内で鉄貯蔵に用いられる球状タンパク質、フェリチンは環境条件により消長し、脳内の存在量はパーキンソン病等の脳神経疾患と相関することが知られている。本研究では、4.7Tの超高磁場を有する人体用MRI装置を用いてin vivo脳のT2緩和時間を精密かつ高速に測定する方法を開発し、ヒト脳内のフェリチン濃度を無侵襲的に定量する方法の実現を目的とする。さらに、天然のナノ粒子であるフェリチン分子の鉄イオンポリマーコアの超常磁性を緩和源とする分子イメージング法の基礎的検討を試みる。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

平成19年度:高磁場におけるin vivo T2精密測定法を開発し、ヒトへの適用をはかる。
平成20年度:ヒト脳におけるフェリチンマッピングを実現する。また、精製フェリチンを用いた分子イメージング法の基礎的検討を行う。
平成21年度:ヒトフェリチンマップの集積をはかり、病態モデル動物を用いてフェリチンの生体指標化について検討する。フェリチンを用いた分子イメージング法の検討を行う。

今年度の研究概要

さらに多数の被験者脳でT2緩和時間測定を行い、平成19年に得られた脳組織横緩和速度とフェリチン鉄濃度の相関関係から脳内フェリチンを定量できる可能性を検証する。また、単離精製したフェリチンの測定も行い、脳内フェリチンとの対比研究を実施する。

関連する研究課題
  • 0 : その他の研究活動

課題代表者

三森 文行

担当者