- 予算区分
- AE
- 研究課題コード
- 0608AE938
- 開始/終了年度
- 2006~2008年
- キーワード(日本語)
- アジア,廃電気電子機器,廃プラスチック,資源循環
- キーワード(英語)
- Asia, e-waste, waste plastics, material cycles
研究概要
アジア地域において適正な資源循環システムを構築するためには、具体的な品目に対する詳細なマテリアルフローと影響因子の把握を基にした解析と提言が求められている。本研究では、各種統計調査、現地調査や海外専門家との研究協力などによって、国内・国際両面からのマテリアルフロー解析と影響因子の把握を行う。また、将来の制度や経済の変動にも対応した制度分析・モデル分析と指標化を行うことで、適正な資源循環システムを構築するために必要な条件などの知見を提供することを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
H18年度 廃電気電子機器と廃プラスチックの発生・輸出状況を把握する。主要な廃電気電子機器と廃プラスチックの国際マテリアルフローの概要を図示する。各国の資源循環と輸出入政策について情報収集する。国際資源循環を考慮した資源性・有害性の概念を整理する。
H19年度 廃電気電子機器のマテリアルフローについて精度向上を図る。途上国での零細業者における分解方法を調査する。廃プラスチックについて、国内で輸出状況と影響因子を調査し、国際と中国におけるマテリアルフローを作成する。制度分析を継続し、国際資源循環を表現するモデルと指標案を作成する。
H20年度 廃電気電子機器と廃プラスチックに関する国内・国際マテリアルフローを整理してまとめる。資源循環・輸出入制度の分析結果に基づく複数のシナリオに対してモデル分析を適用する。以上より、アジア地域で適正な資源循環システムを構築するために必要な条件などの基礎情報を提供する。
今年度の研究概要
廃電気電子機器のマテリアルフローについての精度向上に努める。途上国での零細業者における分解方法を調査する。廃プラスチックについて、国内で輸出状況と影響因子を継続調査し、国際と中国におけるマテリアルフローを作成する。各国の資源循環政策と輸出入の関係を整理する。国際資源循環を表現するモデルを作成し、資源性と有害性の観点からの指標案を作成する。
備考
分担研究者:東京大学大学院・村上進亮講師,東京外国語大学・新熊隆嘉准教授
旧研究課題コード:0606AE938
課題代表者
寺園 淳
- 資源循環領域
- 上級主席研究員
- 博士(工学)
- 工学