- 予算区分
- KB JST
- 研究課題コード
- 0307KB571
- 開始/終了年度
- 2003~2007年
- キーワード(日本語)
- ミリ波放射計,ClO,オゾン,水蒸気,成層圏
- キーワード(英語)
- MILLIMETER-WAVE RADIOMETER, CLO, OZONE, WATER VAPOR, STRATOSPHERE
研究概要
本研究のねらいは、(1) CRESTで進めてきたチリ共和国ラス・カンパナス天文台におけるClOの観測を継続し、あわせて(2) 小型GM冷凍機や分光計の小型化、多周波同時受信等の改良を行う。さらには、(3) 開発した小型装置をチリ北部の標高5000mの砂漠地帯に設置し、さらに高精度のオゾン・ClO測定、水蒸気(H2O)およびHOx, NOxといったオゾン層破壊物質の定量を行い、オゾン層破壊のメカニズムを多角的に解明することにある。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備
全体計画
可搬型超伝導ミリ波大気分子測定装置開発グループ
(1) オゾン、ClO、水蒸気及び水蒸気同位体を含む成層圏分子種の観測
(2) 超伝導ミクサの低雑音化と複数スペクトル同時観測
(3) 観測装置の小型化を行う。
オゾン・ClO・水蒸気変動の解析とモデル化グループ
トラジェクトリーモデルや光化学ボックスモデルを使用する手法を開発し、極渦予測、ClO予測については継続して観測担当研究者の支援を行うと共に、観測によって得られたオゾン・ClO・水蒸気の変動の解析とモデル化を行う。
今年度の研究概要
平成19年度は、引き続き、化学輸送モデルを用いた亜酸化窒素のミリ波観測地点における時間変動(季節変動や数年スケールの変動)の解明、衛星データに基づく南極オゾン補ホール内のオゾン濃度の予測手法の開発を進める。
備考
課題代表者;名古屋大学福井康雄
- 関連する研究課題
- : アジア自然共生研究グループにおける研究活動
課題代表者
中根 英昭
担当者
-
秋吉 英治地球システム領域