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西太平洋の海洋大気間CO2・酸素収支観測(平成 18年度)
CO2・O2 budget between atmosphere and ocean in the Western Pacific

予算区分
CC 文科-海地
研究課題コード
0507CC919
開始/終了年度
2005~2007年
キーワード(日本語)
海洋,酸素,二酸化炭素,西太平洋
キーワード(英語)
OCEAN, O2, CO2, WESTERN PACIFIC

研究概要

地球温暖化の今後の予測や二酸化炭素排出の削減計画に重要な情報を与えるため、日本の近海や熱帯域を含む太平洋の西側地域において、海洋大気中の酸素濃度の連続観測や表層海水二酸化炭素分圧を観測する。そのことによって、海域の特性や季節性や年変動などを含めて二酸化炭素吸収量を把握する。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

日本とニュージーランドを往復する民間の定期貨物船(トヨフジ海運)を用い、酸素濃度の地域変動や表層二酸化炭素分圧、酸素分圧の観測を行い、大気側及び海洋側からのデータによって、各海域における二酸化炭素収支や海洋の一次生産強度の把握を含む炭素循環過程の解明を行う。定期貨物船においては、海水の引き込みラインの確保や海洋観測スペースを検討し、観測室の設計及び基本的な設備設置を行う。

今年度の研究概要

(1)西太平洋上での大気中酸素濃度の連続測定と海水の酸素濃度観測を実現するため、観測機器の改良や測定装置の開発を行う。また、海水用酸素測定システムの開発及び試験を行い、詳細な酸素と二酸化炭素の関係を西部太平洋海域で調査を開始する。
(2)西太平洋における海洋二酸化炭素分圧の南北分布に関する詳細データを取るため、観測体制を確立する。これまで当研究所で開発してきたタンデム型平衡器を用いた分圧測定システムを設置し、定常観測の準備を行う。

関連する研究課題
  • 0 : 中核P1 温室効果ガスの長期的濃度変動メカニズムとその地域特性の解明

課題代表者

向井 人史

担当者