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最終処分場安定化実態把握手法検討調査(平成 17年度)
Development of Inside Well Technique for Monitoring Landfill Stabilization

予算区分
BY 環境-委託請負
研究課題コード
0505BY929
開始/終了年度
2005~2005年
キーワード(日本語)
最終処分場, 安定化, 場内観測井, 自然電位探査
キーワード(英語)
waste landfill, stabilization, inside monitoring well, self potential survey

研究概要

廃棄物の最終処分場の跡地利用がなされた場合、利用方法によっては環境保全上の問題が生じるおそれがある。最終処分場における適正かつ円滑な廃止を促すために、埋立区域内でボーリングを行って埋立後の廃棄物の変化を調べるとともに、ボーリング孔を観測井に仕立て、内部の保有水、発生ガスならびに温度等を監視、また、保有水分布の経時変化を観測することによって、安定化の進行状況を評価する具体的手法を検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

最終処分場の安定化実態を把握するための手法の検討として、観測井と物理探査手法を組み合わせた診断手法を提案する。観測井では、廃掃法上の廃止基準に関わる、温度、浸出水水質、ガス発生量に加えて、ガス濃度の連続モニタリングを実施し、物理探査としては比抵抗探査、電磁探査、自然電位探査のそれぞれの利点を踏まえて観測井の設置場所を決定するとともに、観測井モニタリング情報との統合を行うことで、簡便かつ一般的な最終処分場安定化実態調査手法を提案する。

今年度の研究概要

基礎情報として維持管理記録等を収集・整理する。地温、表面ガス及び土壌水分布の観測ならびに自然電位探査を実施し,埋立地の形状や廃棄物埋立位置等の情報と併せて、観測井モニタリング情報と自然電位探査結果との統合を行う。具体的には観測井における圧力センサー、温度センサー等のロガーデータを取得するとともに,処分場外の土壌における地温、保有水水位と水質、発生ガス組成と発生量の測定を年4回以上行い、観測井を含む範囲において自然電位探査を2回実施する。

備考

共同研究機関:埼玉県環境科学国際センター,千葉県環境研究センター,神戸市環境局

課題代表者

山田 正人

  • 資源循環領域
    廃棄物処理処分技術研究室
  • 室長(研究)
  • 京都大学博士(工学)
  • 工学,生物工学,化学工学
portrait

担当者

  • 井上 雄三
  • portrait
    遠藤 和人福島地域協働研究拠点
  • 坂内 修
  • 阿部 誠