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アレルギー反応を指標とした化学物質のリスク評価と毒性メカニズムの解明に関する研究-化学物質のヒトへの新たなリスクの提言と激増するアトピー疾患の抑圧に向けて-(平成 16年度)
Risk assessment of environmental chemicals on allergic reactions and diseases

予算区分
AG 特別研究
研究課題コード
0204AG395
開始/終了年度
2002~2004年
キーワード(日本語)
化学物質,アレルギー,アトピー,ディーゼル排気微粒子,フタル酸,invivoスクリーニング
キーワード(英語)
CHEMICALS,ALLERGY,ATOPY,DIESEL EXHAUST PARTICLES,PHTHALIC ACID,IN VIVO SCREENING

研究概要

(1)ヒトに外挿が可能な病態モデルで、化学物質がアトピー疾患に及ぼす影響を明らかにする。(2)ヒトと動物の病態に共通して重要な役割を演じている遺伝子やタンパクのレベルで、増悪メカニズムを明らかにする。(3)アレルゲン腹腔内投与後の特異的抗体、好酸球、サイトカイン、ケモカインの変化等を指標とする「in vivoスクリーニング」の有用性を検討する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

(14年度)アトピーモデルマウスに、化学物質を投与し、病態の増悪を検討する。in vivoスクリーニング法をたちあげる。(15年度)増悪効果における化学物質の特異性を明らかにする。in vivoスクリーニングと実際のアトピー疾患増悪効果の相関を検討する。(16年度)増悪のメカニズムを明らかにするために、分子生物学的検討を加える。in vivoスクリーニングの有効性が確認されれば、対象とする化学物質と投与時期を増やして、検討を進める。

今年度の研究概要

対象とする化学物質を増やし、化学物質が気管支喘息もしくはアトピー性皮膚炎モデルに与える影響の有無を検討し、そのメカニズムを分子生物学的に明らかにする。経世代影響もあわせて検討する。in vivoスクリーニングの確立をめざし、簡易かつ短期間で影響評価が可能な動物モデルを検討する。

備考

当課題は,重点研究分野?.3.(4),5.(1)にも関連

課題代表者

高野 裕久

担当者