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東京圏におけるメタンとエタンの車載測定

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本データセットは、2023年の9月から10月に実施されたメタンとエタンの濃度の車載測定で取得された。ガス分析計を自動車に搭載し、メタンとエタンの大気中濃度を1秒間隔で測定した。自動車の位置(緯度経度)と風向風速データも合わせて記録された。本計測データにより、エタンとメタンの増加比を用いてメタン排出源を分類し、メタン排出地点の特定と地域別排出量の推定が行われた。

概要

作成者
データ公開日
2025/10/21
データ提供期間
2023/09/18 - 2023/10/21
データ提供機関
国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp
DOI
ファイル形式
text
データ容量
20.8 MB
バージョン
ver. 1.0 (最終更新日: 2025/10/21)
データセットの言語
英語

データセット

観測項目
CH4, exCH4, exC2H6, H2O, Longitude, Latitude, WindSpeed, WindDirection, VehicleSpeed, VehicleDirection
時間分解能
1 [s]
精度
1 [ppb]
観測期間
2023/09/18 - 2023/10/21
観測領域
【緯度】35.43418 - 35.797194 度
【経度】139.613358 - 140.129747 度
測定方法
メタンとエタンの濃度は中赤外吸収分光法を用いたMIRA Ultra分析計(米国Aeris Technologies製)によって測定された。試料空気は、自動車の前方下部(地上から約0.5 m高さ)に設置した取込口から分析計に導入された。自動車の位置はGPS受信機(米国Garmin社製16X-HVS)で取得した。風向風速計(米国Calypso Instruments製Portable Mini)は自動車のルーフ上に設置された。全関連データはデータロガー(米国Campbell Scientific製CR-1000X)に記録された。
計算方法
測定データの位置は、試料取込口と分析計の応答時間を計測して補正された(約8秒)。メタンとエタン濃度のベースライン値を、各データ値の±2.5分の移動時間窓における5パーセンタイル値として計算した。メタンとエタンの増加量(exCH4とexC2H6)はベースライン濃度からの差として定義される。エタンについては、確度の問題により増加量値のみが提供される。
キーワード
【フリーワード】
メタン、エタン、移動観測、自動車、都市、東京
【GCMD_Platform】
Land-based Platforms > Vehicles
【GCMD_Science】
ATMOSPHERE > ATMOSPHERIC CHEMISTRY > CARBON AND HYDROCARBON COMPOUNDS > METHANE
ATMOSPHERE > ATMOSPHERIC CHEMISTRY > CARBON AND HYDROCARBON COMPOUNDS > ETHANE
更新履歴
【2025/10/21】
バージョン1.0を公開。Ver.1.0。

謝辞

謝辞
本研究は、一般財団法人EDFジャパンおよび国立環境研究所の気候変動・大気質研究プログラムの支援を受けて実施されました。

参考情報

参考文献
Umezawa T., Terao Y., Ueyama M., Kameyama S., Lunt M., France J. L. (2025) Measurement report: Mobile measurements to estimate urban methane emissions in Tokyo, EGUsphere [preprint], egusphere-2025-3285, doi:10.5194/egusphere-2025-3285.

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ライセンス
引用の書式
本データセットを引用する場合は、以下のように表記しなければならない。
梅澤ら(2025)、東京圏におけるメタンとエタンの車載測定、ver. x.x *1、国立環境研究所、DOI:10.17595/20251021.001 (参照*2: YYYY/MM/DD)
*1 バージョン番号はファイル名に記載されている。
*2 参照年月日は、ファイルをダウンロードした日付を記載すること。