ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

CMIP6をベースにしたCDFDM手法による日本域バイアス補正気候シナリオデータ(NIES2020)

データのダウンロード データのダウンロード

本データセットは日本域1kmのバイアス補正気候シナリオである。CMIP6の5GCM(MIROC6, MRI-ESM2-0, ACCESS-CM2, IPSL-CM6A-LR, MPI-ESM1-2-HR)について、historicalデータ、SSP1-RCP2.6, SSP2-RCP4.5, SSP5-RCP8.5シナリオのデータを用いた。バイアス補正手法としては Iizumi et al. (2010; 2011; 2012; 2014; 2017) を改良したものを適用した。この手法はノンパラメトリックな手法であり、誤差の検出・補正は月ごとの累積密度関数上で行われる。1900年から2100年までの10変数(日最低・最高・平均気温、降水量、全天日射量、下向き長波放射、風速、相対湿度、地上気圧、雲量)についての日データが利用可能である。

概要

作成者
データ公開日
2021/05/01
データ提供期間
1900/01/01 - 2100/12/31
データ提供機関
国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp
DOI
ファイル形式
データ容量
~2.0 TB
バージョン
Ver.1.2 (最終更新日: 2024/01/30)
データセットの言語
英語

データセット

項目
日最低・最高・平均気温(度)、降水量(mm/day)、全天日射量(MJ/m2/day)、風速(m/s)、相対湿度(%)、下向き長波放射量(MJ/m2/day)、地上気圧(hPa;Ver.1.2以降)、雲量(%;Ver.1.2以降)
ドメイン
日本(東経122-146度、北緯24-46度、陸上のみ)
時間分解能
1日
空間分解能
1 x 1 km
計算方法
改良したCDFDM法を用いたバイアス補正を行った。39年分のデータを用いて月ごとに累積密度関数を構築した。モデル誤差を定義する基準期間として、1980-2018年の観測値を用いた。GCMに関しては、historical runから1980-2014年を、SSP585 runから2015-2018年を利用した。観測値としてメッシュ農業気象データ(大野ら, 2016)を使用した。すべてのGCM出力はグレゴリオ暦である。日平均、日最高、日最低気温と下向き長波放射についてはGCMの線形トレンドを保存する。
キーワード
【GCMD_Platform】
Models/Analyses > Climate Models
【GCMD_Science】
Atmosphere > Atmospheric Temperature > Surface Air Temperature
Atmosphere > Precipitation > Precipitation Amount
【自由記述】
気候シナリオ、CMIP6、バイアス補正、CDFDM、影響評価
更新履歴
【2024/01/30】
地上気圧(ps;hPa)と雲量(clt;%)の補正データを追加しました。雲量はJRA-55の値を、地上気圧はJRA-55の海面気圧と3次メッシュの標高を基にして算出しています。Ver.1.2。
【2022/07/12】
MIROC6、MRI-ESM2-0、IPSL-CM6A-LRモデルについて、SSP1-RCP1.9(SSP119)シナリオとSSP3-RCP7.0(SSP370)シナリオに対応した気候シナリオを公開しました。SSP119では8変数、SSP370では4変数(日平均気温、日最低気温、日最高気温、日降水量)を対象にしています。また、MIROC6のSSP119のアンサンブルメンバーは、オリジナルデータの入手性によりr2i1p1f1であることにご注意ください。Ver.1.1。
【2021/05/01】
データを公開。Ver.1。

参考文献

参考文献
Ishizaki, N. N., Shiogama, H., Hanasaki, N., and Takahashi, K. (2022). Development of CMIP6-based climate scenarios for Japan using statistical method and their applicability to heat-related impact studies. Earth and Space Science, 9, e2022EA002451.,doi:10.1029/2022EA002451.

利用規約*

*当サイトをご利用いただいた場合は、本利用規約に同意いただいたものとさせていただきます。

本データセットの作成者(以下、作成者)は、本データセットの二次的利用を希望する者(以下、利用者)に対し、以下の条件のもとで本データセットの二次的利用を許諾する。

許諾の範囲
利用者は、本データセットを第三者に再配布してはならない。利用者は本データセットをもとにして新たに知的生産物 (以下、派生物) を作成して公表することができる。
最新版の利用
利用者は、特別の理由がない限り、本データセットの最新版を利用しなければならない。
出典の明記
利用者は、派生物に、その派生物が本データセットを利用して二次的に作成されたものであることを明記しなければならない。
ただし作成者は、利用者に対し、派生物から出典の記載を削除するように要求することができる。その場合、利用者は、合理的に実施可能な範囲で、派生物から出典の記載を削除しなければならない。
引用の書式
本データセットを引用する場合は、以下のように表記しなければならない。
石崎 紀子, 2021: CMIP6をベースにしたCDFDM手法による日本域バイアス補正気候シナリオデータ(NIES2020), Ver.x.x*1, 国立環境研究所, doi:10.17595/20210501.001. (参照*2: YYYY/MM/DD)
*1 使用したデータのバージョン番号を記載すること。
*2 参照年月日は、ファイルをダウンロードした日付を記載すること。
問題報告
本データセットの内容について、不備や誤り、またはその疑いのある記述を発見した場合、利用者は、その情報を速やかにデータ提供機関に報告しなければならない。
無保証及び免責
作成者およびデータ提供機関は、本利用規約に基づく本データセットの利用に関して一切の保証をしない。
利用者は、派生物の内容について、作成者またはデータ提供機関が何らかの保証を与えているかのような表現を、作成者に断りなく行なってはならない。
本データセットの利用によって何らかの損害が生じた場合、いかなる損害であってもすべて利用者が責任を負うものとする。

助言などの提供

助言などの提供
本データセットの内容や、本データセットを利用して作成した派生物に関して、科学的助言や、内容の学術的妥当性についての見解などを求める場合は、上記の利用規程とは別に、個別の契約に基づいて提供できる場合がある。
その場合、求められる助言等の程度によっては、その派生物の共著者や監修者などとすることをこちらから提案する場合がある。
助言等を希望する場合は、データ提供機関に連絡すること。