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本データセットは日本域1kmのバイアス補正気候シナリオである。CMIP5の4GCM(MIROC5, MRI-CGCM3, HadGEM2-ES, GFDL-CM3)について、historicalデータと将来についてはRCP2.6とRCP8.5シナリオのデータを用いた。バイアス補正手法としては Iizumi et al. (2010; 2011; 2012; 2014; 2017) を適用した。この手法はノンパラメトリックな手法であり、誤差の検出・補正は累積密度関数上で行われる。1900年から2100年までの7変数(日最低・最高・平均気温、降水量、全天日射量、風速、相対湿度)についての日データが利用可能である。 
						
概要
| 作成者 | |
| データ公開日 | 2019/09/01 | 
| データ提供期間 | 1900/01/01 - 2100/12/31 | 
| データ提供機関 | 国立研究開発法人 国立環境研究所 Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp | 
|                 DOI              | |
|                 ファイル形式              | |
| データ容量 | ~800 GiB | 
| バージョン | Ver.201909 (最終更新日: 2019/09/01) Ver.202005 (最終更新日: 2021/05/14) | 
| データセットの言語 | 英語 | 
データセット
|                 項目              | 日最低・最高・平均気温(度)、降水量(mm/day)、全天日射量(MJ/m2/day)、風速(m/s)、相対湿度(%) | 
|                 ドメイン              | 日本(東経122-146度、北緯24-46度、陸上のみ) | 
| 時間分解能              | 1日 | 
| 空間分解能              | 1 x 1 km | 
|                 計算方法              | CDFDM法を用いたバイアス補正を行った。累積密度関数は1年を2分割して前半と後半に分けて39年分のデータを用いて構築した。モデル誤差を定義する基準期間として、1980-2018年の観測値と1967-2005年のGCM値を使用した。観測値としてメッシュ農業気象データ(大野ら, 2016)を使用した。すべてのGCM出力をグレゴリオ暦に変換した。MRI-CGCM3はグレゴリオ暦を採用している。MIROC5とGFDL-CM3のオリジナルデータには閏年がないが、グレゴリオ暦にするため対象年の2月28日と3月1日のデータから2月29日のデータを作成している。HadGEM2-ESは1年が360日のカレンダーを使用しているため、各月の日数を30日として分割し、31日のデータは月末データと翌月1日から作成、30日に満たない月はその部分を不使用とした。なお、HadGEM2-ESのオリジナルデータは2005年12月のデータがない。そのため、各年とも前年12月を移動して補正を行った(例えば1899年12月は1900年12月のデータ、1900年12月は1901年12月のデータとして扱う)。 なお、日別値の算術平均による月別値も提供している | 
|                 キーワード              | 【GCMD_Platform】 Models/Analyses > Climate Models【GCMD_Science】 Atmosphere > Atmospheric Temperature > Surface Air Temperature【自由記述】 Atmosphere > Precipitation > Precipitation Amount 気候シナリオ、CMIP5、バイアス補正、CDFDM、影響評価 | 
|                 更新履歴              | 【2021/05/14】 改良を加えたバイアス補正手法を用いて、データセットを更新しました。補正を行う時間窓を半年から月ごとに変更することで、月別値が観測値により合うようになりました。また、Ver.201909と異なり、観測値・GCM値ともに1980年から2018年を基準年としました。GCM値については、1980-2005のhistoricalデータと2006-2018年のRCP8.5実験データを用いています。Ver.202005。【2019/09/01】 データを公開。Ver.201909。 | 
参考文献
|                 参考文献              | Ishizaki, N. N., M. Nishimori, T. Iizumi, H. Shiogama, N. Hanasaki, and K. Takahashi (2020) Evaluation of two bias-correction methods for gridded climate scenarios over Japan. SOLA, 16, 80-85., doi:10.2151/sola.2020-014. | 
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|                 引用の書式              | 本データセットを引用する場合は、以下のように表記しなければならない。 石崎 紀子, 2020: CMIP5をベースにしたCDFDM手法による日本域バイアス補正気候シナリオデータ(NIES2019), Ver.xxxxxx *1, 国立環境研究所 地球環境研究センター, doi:10.17595/20200415.001. (参照*2: YYYY/MM/DD) *1 使用したデータのバージョン番号を記載すること。 *2 参照年月日は、ファイルをダウンロードした日付を記載すること。 | 
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