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2009年9月30日

省エネルギー型水・炭素循環処理システムの開発(特別研究)
平成18〜20年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-86-2009

表紙
SR-86-2009 [2.8MB]

 本報告書は、平成18~20年度の3年間にわたって実施した特別研究の成果を取りまとめたものです。 有機性排水処理に関わるエネルギー消費量の大幅削減が可能な処理技術の確立を目指して、生物膜メタン発酵法による低濃度産業排水の無加温処理技術の開発を行い、これまで好気性微生物処理の範疇であった低有機物濃度(300-1,000 mgCODCR/L)、低水温(10-20℃)の排水に対する嫌気性処理法(省・創エネルギー処理)の基礎を確立することが出来ました。また、嫌気性処理(UASB)と省エネルギー型の好気性処理(DHS)との組み合わせによる都市下水の実証処理試験の結果、無加温運転で年間を通じて良好な処理水質を維持した上で、活性汚泥法と比較して消費エネルギーの7割削減を達成しました。本研究の成果を、有機性排水処理の省エネルギー化とそれに伴う温室効果ガスの削減、開発途上国における排水処理技術の普及などの施策に結びつけ、水環境および地球環境の保全に役立てていきたいと考えています。

(水土壌圏環境研究領域 珠坪 一晃)

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