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1994年3月16日

有用微生物を活用した小規模排水処理技術の開発と高度化に関する研究
平成2〜4年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-17-'94

表紙
SR-17-'94 [2.6MB]

 生活排水ならびに小規模事業場排水などの排水は水域の汚濁負荷量の約70%を占めるに至っており,有効な対策の確立は急務の課題である。本報告書はこれら小規模排水に対して有用微生物を活用した高度処理技術の開発を行い,水質改善に資することを目的として実施した特別研究の最終報告書である。主たる内容は,1)小規模排水の特性および生物処理の適用性に関する調査研究を行った結果,BODに対して影響度の高い油分の処理は小規模排水処理において重要であることが示された。2)小規模排水の栄養塩類除去システムの開発に関する研究を行い,嫌気・好気循環生物膜法における適正な循環が窒素除去のための処理の安定化,効率化,汚泥の減量化に大きく寄与し,嫌気・好気活性汚泥法では溶存酸素を指標とした制御が負荷変動に強く,有用微生物としての硝化細菌,脱窒細菌のバイオマスと活性が高く保持されることが明らかになった。3)小規模排水処理プロセスの技術およびシステム評価に関する研究を行い,有用微生物の中で処理の高度化に大きな役割を演じている微小動物の大量定着化手法と微小動物を活用した処理水の生態系への影響評価手法の新たな検討がなされた。

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