2015年12月28日
木漏れ日便り
植物や昆虫の観察にはややオフシーズンとなる冬も、鳥を見るにはよい季節です。秋が深まり落葉樹が葉を落とすと樹上にとまる鳥を見つけやすくなります。また、冬を越すために北からわたってくる鳥、山から降りてくる鳥の姿も見られます。環境研の池では、一年を通じてカルガモが泳いでいますが、秋が深まるころには大陸からわたって来たマガモを時折見かけます。写真1の頭の緑色が目立つ2羽がマガモのオス、くちばしの先だけ黄色い一羽はカルガモです。写真2は、寒さがひときわ厳しいころ、凍った池の氷上にたたずむマガモの姿です。オスに比べてメスは地味な配色ですが、オス、メスとも翼を広げると青い羽根が目立ちます(写真3,4)。カモの仲間は翼のこの部分に目立つ色の羽根があるものが多く、翼鏡(よくきょう)と呼ばれます。
(竹中明夫)
写真:1
写真:2
写真:3
写真:4
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