ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

地域特性を生かした脱炭素戦略づくりのための多元的な社会シナリオ分析(令和 7年度)
Pluralistic social scenario analysis for creating decarbonization strategies that leverage regional characteristics

予算区分
1MF-2502(1)
研究課題コード
2527BA007
開始/終了年度
2025~2027年
キーワード(日本語)
脱炭素シナリオ,社会受容性、再生可能エネルギー
キーワード(英語)
Decarbonization scenario, Social acceptance, Renewable energy

研究概要

本研究は、社会的摩擦を回避しながら脱炭素化を実現する方策を明らかにすることを目的とする。具体的には、日本全国の市区町村を対象として、エネルギー技術選択に関する住民選好の多元性を想定した多様な脱炭素社会シナリオを開発・分析し、脱炭素化に関する地域レベルのトレードオフとシナジーを明らかにする。また、市民やステークホルダーへの社会調査を実施し、社会的受容の形成に貢献する要因を特定する。

研究の性格

  • 主たるもの:政策研究
  • 従たるもの:行政支援調査・研究

全体計画

サブテーマ1では、高解像度エネルギーシステムモデルを用いて、日本全国の市区町村を網羅する脱炭素社会シナリオの開発と多面的評価を実施する。サブテーマ2では、一般市民やステークホルダーを対象とした質問紙調査を実施し、多様な脱炭素手段への選好と要因を分析する。本研究では、両サブテーマ間で連携し、相互にアウトプットを参照することで、理論的エビデンスに基づく社会調査と社会的性質を反映したシナリオ開発を実現する。これらの研究から得られた知見を統合し、複数の社会シナリオやガバナンス上の課題を参照可能な情報提供ツールとして整備し、各地域の特性を踏まえた脱炭素施策策定を支援することを目指す。

今年度の研究概要

日本全国の市区町村を対象として、エネルギー技術選択に関する住民選好の多元性を想定した多様な脱炭素社会シナリオを開発する。シナリオの体系的比較により、脱炭素化に関する地域レベルのトレードオフとシナジーを明らかにする

外部との連携

本課題は、研究代表者である名古屋大学丸山康司教授の統括のもと、名古屋大学、一橋大学、早稲田大学と連携して実施する。

課題代表者

小野寺 弘晃

  • 社会システム領域
    地域計画研究室
  • 研究員
  • 博士(工学)
  • システム工学,情報学
portrait