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細胞で創出する絶滅危惧鳥類の新規保全戦略 (令和 6年度)
Generation of novel conservation strategy for endangered avian species by using of cultured cells

予算区分
創発的研究支援事業
研究課題コード
2426TZ003
開始/終了年度
2024~2027年
キーワード(日本語)
感受性,絶滅危惧種,多能性幹細胞
キーワード(英語)
sensitivity,endangered species,pluripotent stem cell

研究概要

病原体や汚染物質に対する感受性は、鳥類の保全戦略を策定する際の重要な情報の一つである。生体を用いて感染実験や曝露実験ができれば正確な感受性が解明できるが、絶滅危惧鳥類では生体を用いた実験は困難である。本研究では絶滅危惧鳥類の死亡個体から取得可能な体細胞に細胞・組織工学技術を応用し、これまで取得が困難であった感染症や汚染物質に対する感受性情報を取得し、効果的保全戦略の策定を目指す。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

鳥類の多能性幹細胞を用いて、神経系細胞などを作成し、病原体や汚染物質に対する感受性の評価を目指す。第一に、鳥類の多能性幹細胞からの分化方法の検討を進める。次に、分化させた細胞の性質の評価を進める。その後、分化させた細胞を用いて病原体や汚染物質に対する感受性情報の取得を目指す。

今年度の研究概要

ヤンバルクイナの多能性幹細胞の神経方向への分化方法の検討を進めるための、基礎的な情報収集を進める。

課題代表者

片山 雅史

  • 生物多様性領域
    生物多様性資源保全研究推進室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 農学,生物工学,生化学
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