- 研究課題コード
- 2125AV003
- 開始/終了年度
- 2021~2025年
- キーワード(日本語)
- エクスポゾーム,バイオモニタリング,体内動態モデル,曝露モデル,曝露係数ハンドブック,バイオマーカー
- キーワード(英語)
- exposome,biomonitoring,pharmacokinetic model,exposure model,exposure factor handbook,biomarker
研究概要
人の生涯における総合的な環境要因への曝露(エクスポゾーム)の定量的測定について、バイオモニタリング、体内動態モデル、曝露モデル等を組み合わせて、総合的に解析する手法を開発する。特に、バイオモニタリングの基盤整備を行う。さらに、曝露係数等の体系化を行い、曝露係数ハンドブックの整備を行う。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
エクスポゾーム:
体内外の生涯総曝露(エクスポゾーム)の測定手法の検討について、諸外国で実施中の研究を踏まえて、より先端的、戦略的な研究手法の検討を実施する。
バイオモニタリング:
人及び実験動物の生体試料について、様々な化学物質のターゲット分析及びノンターゲット分析を行うプラットフォームを確立する。特に、自動分注器やオンライン抽出などを駆使し、高感度、ハイスループット分析を目指す。また、影響バイオマーカーについての測定プラットフォームも同時に確立する。
体内動態モデル:
疫学調査や毒性学研究などで、特に注目される化学物質について、介入試験等を実施し、人及び実験動物での体内動態モデルの構築を行う。
曝露モデル:
曝露係数ハンドブックの整備を行う。特に、生活圏での化学物質曝露に焦点を絞り、曝露係数の実測及び推計を行う。また、製品使用量調査手法の確立を行う。
今年度の研究概要
革新的エクスポゾーム研究手法の検討を行う。
高スループット遊離脂肪酸分析法、高スループット血中PFAS分析法確立を行う。
体内動態モデルに関する研究を行う。
外部との連携
島津製作所、慶應義塾大学、成育医療研究センター、群馬大学、名古屋市立大学、東洋大学、東北大学、愛媛大学、千葉大学、米国環境保護庁(US EPA)、米国疾病予防対策センター(CDC)、ドイツ環境庁(UBA)、カロリンスカ研究所
- 関連する研究課題
- 26422 : PJ3_全懸念化学物質の多重・複合曝露の把握を目指した包括的計測手法の開発に関する研究
- : 環境リスク・健康分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
- 26460 : エコチル調査に関する事業
課題代表者
中山 祥嗣
- 環境リスク・健康領域
エコチル調査コアセンター - 次長
- 博士(医学)
- 医学,化学
担当者
-
磯部 友彦環境リスク・健康領域
-
小林 弥生環境リスク・健康領域
-
岩井 美幸環境リスク・健康領域
-
高木 麻衣環境リスク・健康領域
-
西浜 柚季子
-
岩井 健太環境リスク・健康領域
-
NGUYEN Thi Thanh Hue環境リスク・健康領域
-
SUWANNARIN Neeranuch環境リスク・健康領域
-
大久保 公美環境リスク・健康領域
-
LAI Yonghang環境リスク・健康領域