- 予算区分
- 英国王立協会
- 研究課題コード
- 2427ZZ001
- 開始/終了年度
- 2024~2027年
- キーワード(日本語)
- プラスチック,脱炭素,炭素循環
- キーワード(英語)
- Plastics,Decarbonisation,Carbon cycles
研究概要
本共同研究の目的は、全世界における化学産業の物質フロー構造を解明するとともに、その脱炭素経路を提示することである。これは4つのプロジェクト(PJ1物質フロー分析、PJ2需要モデリング、PJ3排出モデリング、PJ4脱炭素シナリオ開発)を実施することによって達成される。国立環境研究所は主にPJ1とPJ2をリードし、連携機関である英国シェフィールド大学がPJ3とPJ4をリードする。PJ1では、化学産業における原材料調達から生産、加工、利用、廃棄までの一連の物質フローをマッピングすることで、物質フロー構造の現状解明を目指す。またPJ2では、PJ1で得られる物質フロー構造を複数年に展開し、その長期的傾向を解析することで化学製品の将来需要推計を目指す。4つのプロジェクトを通して得られる研究成果は、関係主体の責任と機会を具体化すると共に、世界的な化学産業の転換に向けた国際的議論を喚起する。本共同研究は、英国王立協会の支援のもとに2024年3月31日から2027年3月30日の36ヶ月間で実施される。
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
本研究課題は4つのプロジェクト(PJ1物質フロー分析、PJ2需要モデリング、PJ3排出モデリング、PJ4脱炭素シナリオ開発)で構成され、1年目にPJ1、2年目にPJ2およびPJ3、そして3年目にPJ3を実施する。
今年度の研究概要
本年度は全世界における化学産業の物質フロー構造の解明を目的とし、詳細な物質フロー分析を実施する。
外部との連携
本研究課題は主に以下の研究機関と連携して実施する。
ライデン大学(オランダ)
シェフィールド大学(イギリス)
ケンブリッジ大学(イギリス)
- 関連する研究課題
- 26412 : PJ1_物質フローの重要転換経路の探究と社会的順応策の設計
- : 資源循環分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
- : 資源循環分野(イ政策対応研究)
課題代表者
渡 卓磨
- 資源循環領域
国際資源持続性研究室 - 主任研究員
- 博士(環境学)
- システム工学,機械工学