- 研究課題コード
- 2427CD002
- 開始/終了年度
- 2024~2027年
- キーワード(日本語)
- 脱炭素,物質フロー,サーキュラーエコノミー
- キーワード(英語)
- Decarbonisation,Material flows,Circular economy
研究概要
素材生産に伴う温室効果ガス排出は年々増加の一途を辿っており、脱炭素化が急務である。しかし「脱炭素社会の実現において世界各国は素材をどのように加工・利用・循環させる必要があるのか」は科学的に明らかになっておらず、関係主体の一体的取り組みを支援できていない。本研究は、脱炭素社会の必須素材である鉄鋼・コンクリート・木材・希少金属を対象に、全世界における物質フロー構造と脱炭素化経路を解明することを目的とする。研究成果は、関係主体の責任と機会を具体化すると共に、世界的な物質フロー構造の転換に向けた国際的議論を喚起する
研究の性格
- 主たるもの:政策研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
環境システム学を基礎とする以下の(1)から(5)を順次実施することで、全世界における物質フロー構造と脱炭素化経路を解明する。
(1)物質フローマクロデータの収集
(2)物質フローミクロデータの収集
(3)マクロ・ミクロデータの調和による物質フロー構造の解明
(4)脱炭素経路の探索
(5)関係主体との議論に基づく脱炭素経路へのフィードバック
今年度の研究概要
本年度は、物質フローマクロデータおよびミクロデータの収集を実施する。
外部との連携
本研究課題は主に以下の研究機関と連携して実施する。
ライデン大学(オランダ)
シェフィールド大学(イギリス)
ケンブリッジ大学(イギリス)
フライブルク大学(ドイツ)
ウィーン天然資源大学(オーストリア)
- 関連する研究課題
- 26412 : PJ1_物質フローの重要転換経路の探究と社会的順応策の設計
- : 資源循環分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
- : 資源循環分野(イ政策対応研究)
課題代表者
渡 卓磨
- 資源循環領域
国際資源持続性研究室 - 主任研究員
- 博士(環境学)
- システム工学,機械工学