- 研究課題コード
- 2125AV017
- 開始/終了年度
- 2021~2025年
- キーワード(日本語)
- 生物検定,網羅分析,物性予測,環境プロセス
- キーワード(英語)
- bioassay,comprehensive analysis,property prediction,environmental processes
研究概要
化学物質によるヒト健康影響及び生態影響を低減化するためには、その曝露と影響の実態を把握することが必要である。曝露実態を把握するためにはより多くの化学物質を迅速・正確に測定する化学計測手法と、その礎となる物性とプロセスの測定・予測手法が必要である。また影響実態を把握するためには、化学物質の作用点を踏まえた試験系も必要である。それらの高度化と統合に向け、社会の喫緊の課題への対応に加え、中長期的な視点から研究を展開する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:
全体計画
環境経由の化学物質の曝露・影響実態の把握手法の高度化のため、機器分析による有機汚染物質の実測、生物検定等による影響の包括的把握とその高度化、物性・環境プロセスの測定及び推定法開発に関する研究を行う。具体的には、生体異物の検出や大気粒子の個人曝露評価法、災害時等のモニタリングを想定した網羅分析法の開発、新規環境汚染物質の環境動態・曝露プロセスに関する研究などに取り組む。
今年度の研究概要
化学物質の曝露計測に対し、環境媒体中に存在する農薬等の微量化学物質の一斉分析法の適用性の検討や、POPs及び関連物質の物性についての量子化学推定手法を用いた推算を行う。
- 関連する研究課題
- : 環境リスク・健康分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
課題代表者
中島 大介
- 環境リスク・健康領域
- 副領域長
- 博士(薬学)
- 薬学,化学
担当者
-
遠藤 智司環境リスク・健康領域
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吉井 咲夢環境リスク・健康領域
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DO ThiNgocAnh環境リスク・健康領域
-
新福 優太環境リスク・健康領域