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令和5年度沖縄県におけるオニヒトデ発生統合モデルに関する研究(令和 5年度)
Statistical modeling on population dynamics of crown-of-thorns starfish in Okinawa Prefecture (R5)

研究課題コード
2323LA003
開始/終了年度
2023~2023年
キーワード(日本語)
サンゴ礁保全,統計モデリング,生態系管理
キーワード(英語)
coral reef conservation,statistical modeling,ecosystem management

研究概要

サンゴ礁域においてオニヒトデは数年周期で大発生しサンゴを食害するが、近年その発生頻度は増加傾向にある。沖縄県においても慢性的なオニヒトデの大量発生が起こっており、その対策は緊急の課題ととなっている。そのため沖縄県ではオニヒトデ総合対策事業を実施し、大量発生のメカニズムの解明・予測や、効果的・効率的な防除対策の検討を行ってきた。しかしながら地域でも実行可能な予察手法の検証とその精度向上など課題が残されている。このため本研究では、先行事業の成果を活用した上で、将来のオニヒトデ大発生を予測し、関係機関を通じて情報提供することで効率的なサンゴ礁保全・再生活動の推進に寄与する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

オニヒトデ集団が大発生するパターンを統計学的に推定するため、地域・海域をまたいだオニヒトデ幼生の分散パターン・加入頻度を明らかにするためのシミュレーションプログラムを構築・実行する。これに加えて、幼生の飼料環境と餌濃度の変化に対する生存率の変化シナリオによる分散距離の変化を推定するためのプログラムを構築・実行する。

今年度の研究概要

単年度の契約のため同上

外部との連携

共同研究先の一般財団法人沖縄県環境科学センターは、沖縄県事業「令和5年度サンゴ礁保全・再生総合対策事業(オニヒトデ対策)」を受託している。

課題代表者

熊谷 直喜

  • 気候変動適応センター
    気候変動影響観測研究室
  • 主任研究員
  • 博士(理学)
  • 生物学,理学
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