- 予算区分
- 基盤研究(B)
- 研究課題コード
- 2325CD109
- 開始/終了年度
- 2023~2025年
- キーワード(日本語)
- 湧水,底生無脊椎動物,魚類,捕食—被食関係,栄養補償
- キーワード(英語)
- Springs,Benthic macroinvertebrates,Fishes,Predator-prey interactions,Trophic subsidy
研究概要
地球上に遍く存在する湧水支川は、水質・水温・流量の点で非湧水河川とは異なった独特な生息環境を形成しており、特異な無脊椎動物群集と魚類の一時的な避難場所や産卵場所をもたらしている。そのため、湧水支川では、恒常的・一時的にそれを利用する動物が交錯することで、湧水・非湧水河川の相互作用を生みだしている。本研究では、このような湧水・非湧水河川の相互作用に着目し、湧水支川への魚類の移入が無脊椎動物群集に与える正と負の影響と、湧水・非湧水河川間の移動が魚類の個体群の存続性と種多様性に与える影響を明らかにする。以上により、湧水・非湧水河川の相互作用が河川ネットワークにおける動物群集動態と生物多様性維持機構に果たす役割を示す。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
地球上に遍く存在する湧水支川は、水質・水温・流量の点で非湧水河川とは異なった独特な生息環境を形成しており、特異な無脊椎動物群集と魚類の一時的な避難場所や産卵場所をもたらしている。そのため、湧水支川では、恒常的・一時的にそれを利用する動物が交錯することで、湧水・非湧水河川の相互作用を生みだしている。本研究では、このような湧水・非湧水河川の相互作用に着目し、湧水支川への魚類の移入が無脊椎動物群集に与える正と負の影響と、湧水・非湧水河川間の移動が魚類の個体群の存続性と種多様性に与える影響を明らかにする。以上により、湧水・非湧水河川の相互作用が河川ネットワークにおける動物群集動態と生物多様性維持機構に果たす役割を示す。
今年度の研究概要
湧水・非湧水河川における水文観測体制を整えるとともに水質分析、生物相調査を実施する。
外部との連携
北海道大学地球環境科学研究院
福島大学食農学類
森林研究・整備機構森林総合研究所
課題代表者
境 優
- 福島地域協働研究拠点
環境影響評価研究室 - 主任研究員
- 博士(地球環境学)
- 生物学