- 研究課題コード
- 2124TZ001
- 開始/終了年度
- 2021~2024年
- キーワード(日本語)
- JST共創の場,デジタルバイオエコノミー,ウェルビーイング,人工知能解析,環境医学研究拠点
- キーワード(英語)
- JST COI-NEXT,Digital bio economy,Well-being,Artificial intelligence analysis,Environmental health research office
研究概要
国民を代表するコホート研究である「子どもの環境と健康に関する全国調査(エコチル調査)」の生体試料及びデータリソースを活用し、健康的な妊娠・出産・子育てを行うことができる環境を創造する未来世代のための環境医学拠点の形成を行う。
エコチル調査では、物理的・化学的・生物学的環境に加え、教育・社会経済状況、コミュニティ情報、精神ストレス、都市環境等を、経時的な変化も含めて、総合的に収集している。生体試料としては、母親の血液・尿・母乳(約10万検体)、父親血液(約5万件体)、臍帯血(約9万件体)、子どもの血液・尿・乳歯等を収集し、外因性・内因性化学物質を広く測定し、健康情報やその他の環境要因情報と合わせてデータベース化している。これら情報の人工知能(AI)解析を通して、胎児期から小児期の環境が、子どもの将来の健康に与える影響を総合的に解析する未来世代環境医学拠点の形成を行う。特に胎児期の環境を総合的に解析することにより、未来世代が健康に過ごせる環境を創造することを可能とし、発達障害や循環器疾患などの予防に寄与し、それらの疾病による経済負荷(年間数十兆円規模)の削減を行う(拠点ビジョン)。さらに、社会変革による健康増進を社会実装するため、消費者が健康的・安全かつ環境負荷の少ない消費行動をとれるようサポートするウェアラブルデバイスやスマートフォンアプリを開発、展開する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
国民を代表するコホート研究である「子どもの環境と健康に関する全国調査(エコチル調査)」の生体試料及びデータリソースを活用し、健康的な妊娠・出産・子育てを行うことができる環境を創造する未来世代のための環境医学拠点の形成を行う。
エコチル調査では、物理的・化学的・生物学的環境に加え、教育・社会経済状況、コミュニティ情報、精神ストレス、都市環境等を、経時的な変化も含めて、総合的に収集している。生体試料としては、母親の血液・尿・母乳(約10万検体)、父親血液(約5万件体)、臍帯血(約9万件体)、子どもの血液・尿・乳歯等を収集し、外因性・内因性化学物質を広く測定し、健康情報やその他の環境要因情報と合わせてデータベース化している。これら情報の人工知能(AI)解析を通して、胎児期から小児期の環境が、子どもの将来の健康に与える影響を総合的に解析する未来世代環境医学拠点の形成を行う。特に胎児期の環境を総合的に解析することにより、未来世代が健康に過ごせる環境を創造することを可能とし、発達障害や循環器疾患などの予防に寄与し、それらの疾病による経済負荷(年間数十兆円規模)の削減を行う(拠点ビジョン)。さらに、社会変革による健康増進を社会実装するため、消費者が健康的・安全かつ環境負荷の少ない消費行動をとれるようサポートするウェアラブルデバイスやスマートフォンアプリを開発、展開する。
今年度の研究概要
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)との共同研究により、食品を介した化学物質曝露に関する研究を行う。農研機構による機能性成分に関する研究とあわせて、健康増進かつ汚染物質の少ない食事メニューについて検討する
外部との連携
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、筑波大学、島津製作所、世界保健機関
- 関連する研究課題
- : 環境リスク・健康分野(ウ知的研究基盤整備)
- : 環境リスク・健康分野(ア先見的・先端的な基礎研究)
- : 環境リスク・健康分野(イ政策対応研究)