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北極気候に関わるエアロゾルの長期的変化の把握と放射・気候影響評価(令和 5年度)
Evaluating long-term changes in aerosols and their radiative and climate impacts related to the Arctic climate

予算区分
2-2301
研究課題コード
2325BA001
開始/終了年度
2023~2025年
キーワード(日本語)
黒色炭素,黒色炭素計
キーワード(英語)
Black Carbon,COSMOS

研究概要

これまで定量的な理解が進んでこなかった北極エアロゾルの動態を明らかにする。観測的知見を導入した数値モデル計算によって北極エアロゾルの空間分布・長期的変化を明らかにし、BC削減効果の評価、SLCFの排出量データの妥当性の評価、北極温暖化に伴うエアロゾルの変化・応答の評価、北極エアロゾルの放射・気候影響の評価を実施する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

BC 測定器COSMOSを北極観測ネットワークに展開し、北極内でのBC の時空間変動を明らかにする。また他の研究機関によりCOSMOS以外のBC測定器により過去最長30年間に得られた北極BCデータをCOSMOSを基準とした値に規格化し、国際標準BCデータを構築する

今年度の研究概要

北極域でのCOSMOSによるBCの長期観測を実施するための準備を行う。世界の他の研究機関のBC観測とCOSMOSとの詳細な比較に基づき、他の機関が過去最長30年間に取得したBCデータをCOSMOSを基準とした値に規格化する作業を開始する。

外部との連携

東京大学 小池真准教授
名古屋大学 松井仁志准教授
極地研 當房豊准教授
気象研 大島長主任研究官他

関連する研究課題

課題代表者

高見 昭憲

  • 地域環境保全領域
  • 領域長
  • 博士(D.Phil)
  • 化学,化学工学
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