災害・気候変動に対応した廃棄物処理スキームの実現に向けた国際ネットワーク強化（令和 4年度）
Strengthening of Network Enabling Waste Management Scheme in Response to Disaster and Climate Change

研究概要

アジアにおける現代の廃棄物問題に対処するための調査研究の持続的な実施に向けて、共同研究プラットフォームを強化・拡大するための活動を実施する。パンデミック、気候変動、プラスチック汚染や災害に対応したアジア諸国の廃棄物管理スキームを実現するために、専門家および将来のパートナーの知識や経験を活用するための学際的な研究ネットワークを構築する。

研究の性格

• 主たるもの：技術開発・評価
• 従たるもの：行政支援調査・研究

全体計画

各種の緊急事態および災害時において、廃棄物管理は最低限の資源で効率的に運用されるとともに、公共の安全を優先させる必要がある。一方でそのような状況下においても、循環経済をベースにした廃棄物の発生抑制・資源化の可能性を同時に検討する必要がある。こうしたことを包含した廃棄物のライフサイクルおよび資源の適切な利用方法を含めたガイドラインを、官民を問わずすべてのステークホルダーと協調しとりまとめる。

今年度の研究概要

廃棄物を効率的かつ持続可能に管理するためのガイドラインの作成を推進する。パンデミック・プラスチック汚染を例示的に取り上げ、発生源や廃棄物処理業者の管理から、実際の廃棄物処理実態を含めた問題解決のための道筋を示す。グッドプラクティス的な情報提供を行うとともに、多くのコミュニティ・地域に発信できるような普遍的なモデルの構築にも着手する。

外部との連携

キングモンクット工科大学、カセサート大学