- 予算区分
- JICA
- 研究課題コード
- 2023ZZ001
- 開始/終了年度
- 2020~2023年
- キーワード(日本語)
- バイオプラスチック,廃棄物埋立地,ケニア,国際標準
- キーワード(英語)
- bioplastic,waste landfill,Kenya,international standard
研究概要
使い捨て用途で利用されているプラスチックの代替素材として、バイオプラスチックの開発が期待されている。一方で、バイオプラスチックの循環廃棄過程における挙動は不明な点が多く、既存のプラスチックに対してどの程度の利点を有しているのかが、科学的に充分理解されていないことが問題として挙げられている。本研究業務では、ワンウェイプラスチックの利用が制限されているケニア国内で、廃棄物埋立地に投棄された後のバイオプラスチックの分解挙動について評価し、環境中での消長に関する知見を得ることを目的とした検討を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:
全体計画
(1)廃棄物埋立雰囲気下におけるバイオプラスチック等の分解挙動の調査:ケニア国内の廃棄物埋立地の管理状況を把握した上で、当該条件を模擬した模擬埋立実験系を構築し、バイオプラスチックおよびプラスチック代替素材の分解試験を実施する。埋立地の特異的な雰囲気である、廃棄物・覆土の性状、埋立地水分、温度等の条件が分解挙動に及ぼす影響を評価する。
(2)実埋立地におけるバイオプラスチック等の分解性評価:実埋立地におけるバイオプラスチックおよびプラスチック代替素材試験片の埋設・分解実験の実施にあたり、模擬埋立実験の経過を踏まえた助言を行う。分解・劣化挙動の速度論的な解析を行うとともに、分解に与える影響要因を明らかにする。
(3)埋立地環境におけるバイオプラスチックの分解性試験方法の開発:国際標準化機構(ISO)および米国試験材料協会インターナショナル(ASTMi)で規定されている土壌中および廃棄物中でのバイオプラスチックの分解性試験方法について、埋立地における分解性評価への援用可能性を評価するとともに、埋立地特有の環境条件を加味した試験方法の改良を提案する。
今年度の研究概要
各種バイオプラスチックの廃棄物処理・埋立プロセスにおける分解挙動を明らかにし、低分子化および形状破断のパラメータを算出する。またその試験方法および合理的な作業手順を提示する。ケニアの実埋立地においてバイオプラスチックの埋設実験を開始し、実環境下での分解性データを取得する。
外部との連携
北海道大学、カネカ、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、ジョモケニヤッタ農業大学
- 関連する研究課題
- 26413 : PJ2_物質フローの転換と調和する化学物質・環境汚染物管理手法の開発
- : 資源循環分野(イ政策対応研究)
課題代表者
石垣 智基
- 資源循環領域
廃棄物処理処分技術研究室 - 上級主幹研究員
- 博士(工学)
- 生物工学,工学,化学工学
担当者
-
HAM Geun-Yong