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地域協働型の環境評価・管理基盤となる生態系モニタリング(福島)(令和 4年度)
Fukushima terrestrial ecosystem monitoring for regional collaborative environment assessment and management

研究課題コード
2125AX146
開始/終了年度
2021~2025年
キーワード(日本語)
生物多様性,里地里山,避難指示区域,原子力災害
キーワード(英語)
Biodiversity,Satoyama,Evacuation zone,Nuclear disaster

研究概要

福島第一原発事故に関する避難指示区域及び復興地域において、地域環境の指標となりうる生物群の分布データを取得、公開することを目的とする。避難指示とその解除、住民帰還等に伴う人為圧の変化は過疎等が進む地域の生態系管理において極めて重要であり、本課題によって長期・広域にわたって無居住化の影響が観測されうる地域でのモニタリングを次期中期から継続することで、世界で類をみない貴重な地域環境管理の基盤情報が得られるためである。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

陸域において哺乳類、鳥類、昆虫類、カエル類、土地利用等の分布・動態を対象とした調査を実施する。各年、福島県の避難指示区域、避難指示が解除された地域とその周辺の国有林等約50地点においてカメラトラップ等による哺乳類の調査、小中学校等約50地点においてICレコーダーや昆虫調査専用トラップ等を用いた鳥類・カエル類・昆虫類の分布・動態調査を実施する。研究者が分析可能、あるいは一般市民が閲覧可能な形でデータを整備し、オンライン等で公開する(データペーパーの更新や、過去からの比較可能なデータの整備も含む)。

今年度の研究概要

昨年度に引き続き、国有林等の森林域約50地点において通年自動撮影カメラを用いた哺乳類調査を実施する。
カメラは年二回点検し、得られた動画ファイルより出現種のデータを整備する
また、小中学校等約50地点において5-7月にICレコーダーと昆虫調査専用トラップを設置して、鳥、カエル、昆虫のデータを整備する。
未公開のデータについて、データペーパーの更新等の形で公開を進める

外部との連携

環境省、福島県、日本野鳥の会

課題代表者

吉岡 明良

  • 福島地域協働研究拠点
    環境影響評価研究室
  • 主任研究員
  • 博士(農学)
  • 農学
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担当者