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ヒ素による代謝性疾患発症機構の解明を目指すフィールド・基礎融合研究(令和 4年度)
Elucidation of the mechanisms of arsenic-induced cardiometabolic diseases

予算区分
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
研究課題コード
2124CD006
開始/終了年度
2021~2024年
キーワード(日本語)
ヒ素,細胞老化,筋肉,心血管代謝疾患
キーワード(英語)
arsenic,senescence,muscle,cardiometabolic diseases

研究概要

世界各地のヒ素汚染地域において、皮膚障害や皮膚がんに加え、高血圧、糖尿病、心疾患などの代謝性疾患が増加している。しかし、その機構は未解明である。近年、加齢に伴う筋肉量の低下や筋肉への脂肪
浸潤が、糖尿病や心疾患などの代謝性疾患の発症・進展に重要であることが国際的に注目されている。本研究は、筋肉の量的質的変化と脂質代謝異常のクロストークに注目し、ヒ素による代謝性疾患発症機構の解明を目指し、日・米・バングラデシュ3か国での国際共同研究を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

国立環境研究所においては、初年度は翌年以降の研究に必要な試薬等の準備を行い、2年目以降に筋肉細胞にヒ素を曝露した際に細胞老化が誘導されるか、細胞老化を反映して発現上昇する因子(Senescence-associated secretory phenotype(SASP))の発現が増加するか検討を行う。
また、サルコペニアのモデルとなる老化促進マウスと対照マウスをヒ素に長期曝露し、筋力、運動能力等を経時的にモニタリングするとともに、SASP因子の血清中への分泌レベルの変化を調べる。

今年度の研究概要

ヒト筋肉由来の線維芽細胞であるTIG-2M-30細胞等を用いて無機ヒ素曝露によって細胞老化が誘導されるか、その際SASP因子の産生は亢進するか検討を行う。またサルコペニアモデルとなる老化促進マウスに無機ヒ素曝露を行い、筋力、運動能力等を検討する準備をさらに進める。

外部との連携

昭和大学(研究代表者 姫野誠一郎 客員教授)、徳島文理大学、Rajshahi大学、ピッツバーグ大学

関連する研究課題

課題代表者

岡村 和幸

  • 環境リスク・健康領域
    病態分子解析研究室
  • 主任研究員
  • 博士(環境学)
  • 生化学,理学 ,医学
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