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令和3年度低温環境が自動車排出ガスに及ぼす影響等調査(令和 3年度)
Emission Study of Gasoline Direct Injection Vehicle in Low Temperature Environment (2021)

研究課題コード
2121AW002
開始/終了年度
2021~2021年
キーワード(日本語)
直噴ガソリン車,低温環境,排出ガス評価
キーワード(英語)
Gasoline direct injection vehicle,Low temperature environment,Emission evaluation

研究概要

我が国における現行の自動車の排出ガス試験は、23℃±5℃環境下の試験室内でシャシーダイナモメータを用いて、一定条件下において試験法で定められた速度パターンを走行して測定されている。一方、 自動車の排出ガスは、気象等の走行環境、エアコン使用等の運転条件等によって変化し、シャシーダイナモメータ試験時と実際の路上走行時の排出ガスには差があると言われている。また、欧米では、一酸化炭素(CO)及び非メタン炭化水素(NMHC)の排出量が低温時に上昇することを考慮して低温環境下の規制が行われており、国連における乗用車などの排出ガス試験法の国際基準調和活動(WLTP)では低温環境下における試験法についても、課題のひとつとして検討が進められている。このことから、本調査研究では低温環境下試験法及びSub23nm試験法が自動車排出ガスに与える影響等について調査し、国際基準調和活動及び両試験法の今後の国内導入の検討のために必要なデータを取得することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

平成30年排出ガス規制に適合するガソリン直噴車(ハイブリッド車は対象外)の1台について、23℃及び低温(-2℃、-7℃)の環境下における排出ガス測定をWLTPでの速度パターン(WLTC)の3phase、4phaseのそれぞれ3回実施する。計測項目は一酸化炭素(CO)、非メタン炭化水素(NMHC)、全炭化水素(THC)、窒素酸化物(NOx)、二酸化炭素(CO2)、粒子状物質(PM)、PM粒子数(PN)、PN 粒径別分布、燃費、及び速度とする。CO、THC、NOx、CO2 、PN 、PN 粒径別分布は1秒ごとに時系列データ、NMHCはphase毎に計測データを取得する。なお、PMはWLTCの3フェーズ:Low+Middle+High、及びExHighで分けて取得すること。PNについては、PM粒子数計測装置(数理計画より提供)を用いる。

今年度の研究概要

平成30年排出ガス規制に適合するガソリン直噴車(ハイブリッド車は対象外)の1台について、23℃及び低温(-2℃、-7℃)の環境下における排出ガス測定をWLTPでの速度パターン(WLTC)の3phase、4phaseのそれぞれ3回実施する。計測項目は一酸化炭素(CO)、非メタン炭化水素(NMHC)、全炭化水素(THC)、窒素酸化物(NOx)、二酸化炭素(CO2)、粒子状物質(PM)、PM粒子数(PN)、PN 粒径別分布、燃費、及び速度とする。CO、THC、NOx、CO2 、PN 、PN 粒径別分布は1秒ごとに時系列データ、NMHCはphase毎に計測データを取得する。なお、PMはWLTCの3フェーズ:Low+Middle+High、及びExHighで分けて取得すること。PNについては、PM粒子数計測装置(数理計画より提供)を用いる。

備考

令和2年度研究計画2020AQ003の継続課題である。

関連する研究課題

課題代表者

近藤 美則

  • 地域環境保全領域
    広域大気研究室
  • 特命研究員
  • 博士(工学)
  • システム工学
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