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新生児期から乳幼児期におけるメチル水銀の曝露評価(令和 3年度)
Methylmercury exposure assessment after birth

予算区分
食品健康影響評価技術研究
研究課題コード
2121KZ002
開始/終了年度
2021~2021年
キーワード(日本語)
メチル水銀,母乳
キーワード(英語)
methylmercury,breast milk

研究概要

胎児期のメチル水銀曝露により、子どもの発達への影響が懸念される。これらの背景から妊娠期のメチル水銀曝露に関して多くの疫学研究がある。一方で、出生後のメチル水銀曝露に関する研究は少なく、新生児や乳幼児を対象としたメチル水銀曝露に関する知見は十分ではない。そこで本研究では、出生後のメチル水銀の曝露レベルを明らかにすることを目的とし、1)母乳、離乳食・幼児食等を介した乳幼児のメチル水銀曝露量を明らかにするとともに、2)成人で用いられるキネティクスモデルが乳幼児に適用可能かを検証する。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

出生後のメチル水銀曝露に関する研究報告は少なく、新生児や乳幼児を対象としたメチル水銀曝露に関する知見は十分ではない。そこで本研究では、新生児や乳幼児を対象とし出生後のメチル水銀の曝露レベルを明らかにすることを目的とし、1)母乳、離乳食・幼児食等を介した乳幼児のメチル水銀曝露量を明らかにするとともに、2)成人で用いられるキネティクスモデルが乳幼児に適用可能かを検証する。

今年度の研究概要

当該年度は、母乳の量や採取のタイミングを決定するための予備調査により収集した試料を活用し、母乳中メチル水銀分析手法の確立をするとともに、本調査試料の分析を実施する。本調査は、初乳・移行乳・成乳を縦断的に収集する調査である。母親と子どもの毛髪中水銀分析し結果返却するとともに、収集した母乳中の形態別水銀、各種金属類濃度等の測定を実施し、母乳を介した曝露レベルを明らかにする。また、授乳期間終了後に離乳食と幼児食を収集し、食事を介したメチル水銀曝露についても評価を行い、乳幼児のメチル水銀曝露量を明らかにする。

外部との連携

東北大学大学院医学系研究科発達環境医学 龍田希(代表)、仲井邦彦

備考

単年度更新型の研究課題である(2020KZ002)

関連する研究課題

課題代表者

岩井 美幸

  • 環境リスク・健康領域
    曝露動態研究室
  • 主任研究員
  • 博士(医学)
  • 薬学,医学,生化学
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担当者