- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1617AQ001
- 開始/終了年度
- 2016~2020年
- キーワード(日本語)
- 環境要因,健康影響,分子メカニズム
- キーワード(英語)
- environmental factors,health impact,molecular mechanisms
研究概要
本研究では、健康影響が懸念される環境要因(化学物質等の環境汚染物質、暑熱環境等)について、疾患の発症や病態の進展に与える影響を評価するとともに、その分子メカニズムの解明に向けた基盤研究を実施する。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:
全体計画
環境要因が疾患の発症や病態の進展に与える影響について、動物モデルや細胞、ヒトのサンプルを用いて、生理・生化学的、免疫学的検討を中心とした評価を実施する。また、生体システムの相互作用や臓器間・細胞間クロストーク、エピジェネティクス等の遺伝子の変化等にも注目し、環境要因が健康に影響を及ぼす分子メカニズムの解明に向けた基盤研究に取り組む。
今年度の研究概要
今年度は、以下の検討を実施する。
・メチル水銀およびポリ塩化ビフェニルの胎児期複合曝露による経時的な仔獣の糞便中腸内細菌叢の変化について引き続き解析を行う。
・ビスフェノールA (BPA) および代替物質BPS、BPFが免疫担当細胞の活性化に与える影響について比較検討を行う。
・マウスの系統差による発癌感受性の違いに関わる変異を検出する。
・過剰発現の実験系を用いたヒ素曝露によるリンパ球増殖抑制メカニズムを解析する。
・昨年に引き続き、PM2.5曝露のバイオマーカー開発を目的として、PM2.5高濃度地域の住民の生体試料を用い、次世代シークエンスによりDNAメチル化が変化する領域の探索を行う。
外部との連携
環境省国立水俣病総合研究センター