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ブラックカーボンに関する日芬国際共同研究(平成 31年度)
NIES-SYKE Collaborative Research on Black Carbon

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1820AQ003
開始/終了年度
2018~2020年
キーワード(日本語)
ブラックカーボン,北極圏,化学輸送モデル,排出インベントリ
キーワード(英語)
black carbon, arctic, chemistry-transport model, emission inventory

研究概要

ブラックカーボン(すす)などの短寿命気候汚染物質が北極に運ばれて沈着し、積雪のアルベドを変化させることで北極域の氷河融解に寄与しているとの報告があり、北極評議会の中のAMAP(北極監視評価プログラム)でブラックカーボンとメタンのタスクフォースが立ち上がるなど、北極における気候および環境変化に関する学際的研究が国際的に立ち上がりつつある。また、わが国は北極評議会へのオブザーバー資格を獲得し、北極圏における国際的枠組みづくりに環境分野で貢献していくための戦略と科学的知見による裏付けが早急に必要とされている。北極圏におけるブラックカーボンの環境・気候影響を理解し、必要な対策を講じるためには、その分布や変動、特性を正確に把握する必要がある。しかしながら、北極圏におけるブラックカーボンのモデリングによる再現は中緯度と比較して格段に困難であった。そこで、ブラックカーボンの化学輸送モデルに実績がある国立環境研究所と、インベントリに実績があるSYKEが相互に連携し、一段高いレベルでモデルの改良を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:行政支援調査・研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

本国際共同研究では、ブラックカーボンの化学輸送モデルに実績がある国立環境研究所と、インベントリに実績があるSYKEが相互に連携し、相互協力により北極圏における野外観測データを取得することで、一段高いレベルでモデルの改良を行い、半球規模大気汚染モデル相互比較やIPCCといった国際的フレームワークでのリーダーシップを発揮する。それにより、北極評議会の下部組織であるAMAP(北極監視評価プログラム)、IGAC(国際地球大気化学協同研究計画)における北極大気汚染プロジェクトなどにおいて科学的知見を提供し政策貢献をする。ひいては、我が国の北極圏に関する環境面での国際貢献の一つとする。

今年度の研究概要

日本側からは、現場におけるブラックカーボンの化学輸送モデルの計算結果を、フィンランド側からはブラックカーボンの排出インベントリデータを持ち寄り、モデルの高度化を行う。

外部との連携

フィンランド環境研究所

関連する研究課題

課題代表者

谷本 浩志

  • 地球環境研究センター
    地球大気化学研究室
  • 室長
  • 博士(理学)
  • 化学,物理学,地学
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担当者