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コイ目線の琵琶湖ドキュメンタリー2:動物搭載型ビデオを用いた琵琶湖沖合深層の生物相および環境情報モニタリング(平成 31年度)
Filming a documentary through carp-eyes II: Monitoring of offshore deep waters of Lake Biwa using animal-borne video loggers

予算区分
KZ その他公募
研究課題コード
1920KZ001
開始/終了年度
2019~2020年
キーワード(日本語)
バイオロギング,在来コイ,琵琶湖,動物搭載型ビデオ,データベース
キーワード(英語)
bio-logging, Japanese native carp, Lake Biwa, animal-borne video, database

研究概要

絶滅が危惧されている琵琶湖の在来コイは、水深数十メートルにおよぶ沖合の深層に生息するとされる。本研究では、動物搭載型の行動・映像記録計を用いて沖合深層における在来コイの生態を解明するとともに、コイと同所的に出現する生物および周囲の環境の情報も合わせて収集する。得られた情報はwebサイト「コイ目線のびわ湖映像アーカイブス」に収録し、琵琶湖の沿岸・浅場から沖合・深場までを網羅した独自の映像データベースを完成させる。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:モニタリング・研究基盤整備

全体計画

琵琶湖北湖の沖合(水深70m以上)において、在来コイ8個体の放流実験を10−2月に計4回実施する。採捕したコイに動物搭載型の行動・映像記録計を装着して再度放流し、記録計のみを自動切離しにより回収して、行動記録(100時間)および水中映像(4時間)を取得する。

今年度の研究概要

2019年度は、在来コイ4個体を用いて2回の放流実験を予定している。
コイが産卵のため接岸する5−7月の期間に、漁業者の協力を得てコイを採捕する。並行して、実験の開始前までに記録計回収用のタグ製作および装着機器の調達を進める。10月以降、1回につき2個体の放流および記録計回収作業を計2回実施し、得られたデータを順次、解析する。

外部との連携

【共同研究者】
佐藤克文(東京大学大気海洋研究所)

備考

公募名:河川基金
助成団体:公益財団法人河川財団

課題代表者

吉田 誠

担当者