- 予算区分
- CD 文科-科研費
- 研究課題コード
- 1517CD021
- 開始/終了年度
- 2015~2017年
- キーワード(日本語)
- エアロゾル,ライダー,分光放射計,衛星観測,地上観測
- キーワード(英語)
- aerosol, lidar, spectroradiometer, satellite measurement, ground-based measurement
研究概要
大気エアロゾルの気候への影響評価の高度化を主眼とし、米NASA主導のA-Train衛星群搭載の2波長偏光ミー散乱ライダーCALIOPと中分解能撮像分光放射計MODISの観測データを用いた複合解析を行い、世界初となるエアロゾル種毎(大気汚染粒子、海塩粒子、黄砂)の全球3次元分布構造を明らかにする。そのために、CALIOPとMODISを同時活用したエアロゾル種推定アルゴリズムを開発し、10年に及ぶCALIOP/MODISの長期データを解析する。エアロゾル気候モデルの検証や同化での利用とその促進を目指し、推定したエアロゾル種毎の全球3次元分布データをデータセット化し、ホームページを介して公開する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:技術開発・評価
全体計画
本研究課題の目的遂行のために、1)エアロゾル種毎の消散係数およびモード半径を推定するCALIOP/MODIS複合アルゴリズムを開発する。2)地上観測データを用いて、アルゴリズムの肝となるエアロゾル種毎の微物理・光学モデルを構築する。3)地上観測データを用いて、アルゴリズムおよびプロダクトの検証を行う。4)開発したCALIOP/MODIS複合アルゴリズム、そして先行開発したCALIOPデータのみを用いたアルゴリズムによって、CALIOPとMODISの10年にわたる長期データを解析する。7) エアロゾル種毎の全球3次元分布データセットを作成し、公開する。以下、年度計画にについて記述する
2015年度
・CALIOP/MODIS複合アルゴリズムの開発
・エアロゾル微物理・光学モデルの構築
・CALIOP/MODISデータの整備
・地上観測の実施および地上観測データの整備
2016年度
・エアロゾル微物理・光学モデルの構築
・CALIOP/MODISデータの整備
・地上観測の実施および地上観測データの整備
・CALIOP/MODIS複合およびCALIOP単体アルゴリズムによる全球解析
・MODISデータを用いたエアロゾル推定範囲の拡張手法の検討
2017年度
・エアロゾル微物理・光学モデルの構築
・CALIOP/MODISデータの整備
・地上観測の実施および地上観測データの整備
・CALIOP/MODIS複合およびCALIOP単体アルゴリズムによる全球解析
・データセット構築およびデータ公開
今年度の研究概要
今年度は、以下の項目に関するアルゴリズム開発、データ整備、および観測を実施する。
・エアロゾル微物理・光学モデルの構築
・CALIOP/MODISデータの整備
・地上観測の実施および地上観測データの整備
・CALIOP/MODIS複合およびCALIOP単体アルゴリズムによる全球解析
・MODISデータを用いたエアロゾル推定範囲の拡張手法の検討
外部との連携
本研究は科研費課題であり、以下の複数機関と連携して研究を進めている。
気象研究所、千葉大CERES、富山大学、九州大学応用力学研究所
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