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アルセノメタボロミクスにおけるセレンの役割(平成 27年度)
The role of selenium in the arsenometabolomics

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1314AQ004
開始/終了年度
2013~2015年
キーワード(日本語)
ヒ素,セレン,代謝,HPLC-ICP-MS,LC-MS
キーワード(英語)
arsenic, selenium, metabolism, HPLC-ICP-MS, LC-MS

研究概要

半金属に属するヒ素やセレンは、古くから工業的に利用されてきたが、毒性の高い元素としても知られている。生体内におけるセレンとヒ素との相互作用は以前から知られているが、その詳細なメカニズムは解明されていない。取り込み、吸収から排出、排泄までに至るメタロイドの代謝過程を明らかにするためには、メタロイドの状態(価数および形態)変化を解析し、それに関与する蛋白をも含めたメタボロミクスが必要である。本研究はヒ素の代謝と体内動態またセレンとの生体内における反応機構を分析毒性学的研究により明らかにし、これら有害メタロイドの毒性軽減機構を解明することを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

生体内におけるセレンとヒ素との相互作用は以前から知られているが、その詳細なメカニズムは解明されていない。そこで、ラットにおける各ヒ素化合物の体内分布と排泄に関して、セレンがどのような影響を与えるのか、分析毒性学的手法を用いて明らかにする。

今年度の研究概要

引き続きヒ素−セレン−グルタチオン抱合体の分析条件を検討する。
また、ヒ素とセレンの赤血球への取り込み機構に関する研究も行う。

課題代表者

小林 弥生

  • 環境リスク・健康領域
    曝露動態研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(薬学)
  • 薬学,化学
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