- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1315AQ006
- 開始/終了年度
- 2013~2015年
- キーワード(日本語)
- 電動,移動手段,極小モビリティ
- キーワード(英語)
- electricity-powered, way of transportation, compact mobility
研究概要
移動に伴うCO2削減、汚染物質の排出抑制を目指し、効率向上、省エネルギー化、低負荷化等に対応した移動手段の研究や開発が進められている。一人乗りの移動手段から小グループでの移動が可能な乗用車、さらにはバスや鉄道といった公共交通機関までの移動手段を対象とし、個別技術の性能評価を行うとともに、地域に応じたエネルギー供給の見通しや将来の人口構成等の社会構造の変化を考慮しつつ、環境負荷低減に役立つ現実的な移動手段の提案とその普及方策に関する検討を行う。
研究の性格
- 主たるもの:基礎科学研究
- 従たるもの:
全体計画
移動に伴うCO2削減、汚染物質の排出抑制を目指し、効率向上、省エネルギー化、低負荷化等に対応した移動手段の研究や開発が進められている。一人乗りの移動手段から小グループでの移動が可能な乗用車、さらにはバスや鉄道といった公共交通機関までの移動手段を対象とし、その移動手段の利用に必要なエネルギーの供給から利用までを含む性能評価を行う。改善効果の大きな移動手段については利用場面を想定し、その導入・普及に向けて障害となる既存インフラや社会制度等における問題点を明らかにし、改善策を提案する。また、より現実的に環境改善に資する移動手段の提案やその社会への実装方法に関して調査・検討を行う。
今年度の研究概要
低炭素および安心・安全が確保される社会に適合する、新たな移動手段について、そのコンセプトを提案するとともに、実現化に向けた検討を行う。また、現実的に普及させる方策を過去の工業製品の普及の経緯等を調査することなどから検討する。さらに、想定する移動手段の普及に適した利用場面を想定し、その社会実装における障害の整理とともに対策を検討する。
外部との連携
電動車両、電気計測、センサー技術、量産技術、低コスト化技術等に詳しい技術者を2014年度からは研究所の客員研究員として委嘱し、研究の深化、推進を図ることとしている。さらに、新たな移動手段のアイデアから実物製作、普及のための実証実験等を共同で実施する体制を外部の協力者とともに整えつつある。
- 関連する研究課題
- 0 : 地域環境研究分野における研究課題
課題代表者
近藤 美則
- 地域環境保全領域
広域大気研究室 - 特命研究員
- 博士(工学)
- システム工学