- 研究課題コード
- 1115AP040
- 開始/終了年度
- 2011~2015年
- キーワード(日本語)
- 健康影響,出生コホート
- キーワード(英語)
- health effects, birth cohort
研究概要
2010年3月、環境省は「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」基本計画を作成し、国立環境研究所をコアセンターとして、エコチル調査が開始されることとなった。エコチル調査は、環境要因が子どもの健康に与える影響を明らかにすること、特に化学物質の曝露や生活環境が、胎児期から小児期にわたる子どもの健康にどのような影響を与えているのかについて明らかにし、化学物質等の適切なリスク管理体制の構築につなげることを目的とする。
コアセンターは、研究実施の中心機関としてデータ及び生体試料等の集積・保管・管理体制を更に強化するとともに、ユニットセンターにおける業務の支援、調査対象者とのコミュニケーション、広報活動などを含め、コアセンターとしての体制、機能を強化し、環境要因が子どもの健康に与える影響の解明に貢献するよう、生体試料の採取保存や質問票による追跡調査を実施する等、調査の総括的な管理・運営を行う。
今年度の研究概要
全体調査では引き続き、出生後6か月毎に郵送法で実施している質問票調査を進めるとともに、生体試料の金属類をはじめとする化学物質を進める。
出産時までのデータ固定を行い、研究成果発表のためのデータベース整備を行う。
昨年度開始した詳細調査を引き続き実施するとともに、6歳以降の調査内容についてパイロット調査において試行するなど、その妥当性・実行可能性を検討する。
エコチル調査関係者を対象とした研修を実施するなど、調査の円滑かつ適正な実施に努める。
ニューズレターの発行など調査参加者向けの広報活動を行い、参加者との継続的なコミュニケーションを行う。
外部との連携
国立研究開発法人国立成育医療研究センター、北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学、日本赤十字北海道看護大学、東北大学、福島県立医科大学、千葉大学、横浜市立大学、山梨大学、信州大学、富山大学、名古屋市立大学、京都大学、同志社大学、大阪大学、大阪府立母子保健総合医療センター、兵庫医科大学、鳥取大学、高知大学、産業医科大学、九州大学、熊本大学、宮崎大学、琉球大学