都市と地域の炭素管理に関する研究（平成 26年度）
Studies on carbon management in urban and regional area

研究概要

GCPの国際研究計画の一部として、都市と地域における炭素管理に関する研究を実施する。国内外の共同研究者と連携して、炭素管理に関するデータの収集を行い、ＣＯ２排出量の推定や炭素管理手法の検討をおこなう。特に、土地利用シナリオに関する情報の収集と分析を実施する。

研究の性格

• 主たるもの：応用科学研究
• 従たるもの：政策研究

全体計画

規模の異なる複数の都市・地域テストサイトにおける、炭素管理に利用可能な地域資源（再生可能エネルギー、バイオマスなど）の空間分布を把握し、都市や地域の炭素管理を考慮した土地利用シナリオを分析する。また、空間詳細な土地利用シナリオの検討に必要となる検証情報をするために、リモートセンシング情報などを用いて、都市形態と排出量との関係を調査・分析を実施する。

今年度の研究概要

国内外のテストサイトにおける都市エネルギーと炭素の分析を行う。また、国内外の共同研究者と連携し、都市と地域の炭素管理に関する国際ワークショップを開催し、都市のレジリエンス、「都市と地域の炭素管理(URCM)」イニシアティブの新たなシナリオ等に関する議論を行う。さらに、Future Earth合同プロジェクトの提案に向け議論を行う。

外部との連携

共同研究機関: アジア工科大学院