ユーザー別ナビ |
  • 一般の方
  • 研究関係者の方
  • 環境問題に関心のある方

連続観測ミー散乱ライダーでのデータ品質評価手法の検討(平成 26年度)
Study of data quality control technique for Mie scattering lidar

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1315AQ002
開始/終了年度
2013~2015年
キーワード(日本語)
ライダー,測定誤差,観測ネットワーク
キーワード(英語)
LIDAR, SENSITIVITY, OBSERVATION NETWORK

研究概要

遠隔計測研究室で展開している連続観測小型ライダーは2波長(532,1064nm)散乱強度と532nmでの偏光解消度の測定が行える。現在、このライダーは約20台稼働してネットワーク観測を行っている。稼働以来数年が経過してきており経年変化に伴う各種構成部品の劣化状況を把握できるデータ品質評価手法を確立し、現地での装置の保守を円滑に行う必要が生じてきている。本研究では、定常的なデータの監視手法および保守時に行うデータ品質評価方法の検討を行う。

研究の性格

  • 主たるもの:モニタリング・研究基盤整備
  • 従たるもの:技術開発・評価

全体計画

定常的なデータ監視手法として、各地点から定期的に送られてくるライダー信号を用いて、常時ホームページで行っているデータ表示の際のデータ解析時に受信信号とレーリー散乱とのマッチング係数をもちいて受信信号の評価を行う。これにより、送信系のレーザー出力、受信光学系の光学部品、光検出器の効率を含む装置全体の状況を把握できる。さらに、現地で装置の定期保守時に従来行ってきた受信信号の確認による作業に加え、よりデータ品質の評価ができるPC上での表示手法の検討を行う。

今年度の研究概要

観測場所の電源状態や気象状況等と観測システムの状態との関係を考察し、必要な保守の頻度を提言する方策を検討する。

関連する研究課題

課題代表者

松井 一郎

担当者