- 予算区分
- AI 研究調整費
- 研究課題コード
- 1416AI001
- 開始/終了年度
- 2014~2016年
- キーワード(日本語)
- 水資源
- キーワード(英語)
- water resources
研究概要
H08は自然水循環と人間活動を統合した新しい形の全球水循環モデルである。H08の技術情報を広く公開するとともに、アジア諸国でのモデル適用を担う中核的な研究者・技術者のキャパシティ・ビルディングを行い、アジアの温暖化影響・水資源・水環境研究を推進する。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
第一に、事業期間を通じて、H08のウェブサイトを最新の状態に保つ。頻繁に内容の更新を行い、正確に英訳して発信する。日々更新されるソースコードとマニュアルの整合性を保ち、やはりマニュアルは更新・改訂部分を英訳する。これにより、新しく、正確なH08の技術情報を世界に発信する。第二に、全球水資源モデルH08のアジア地域での適用の成功事例を2つ確立する。その対象地域はタイのチャオプラヤ川とインドの全域とし、それぞれ2名程度、H08を熟知した研究者・技術者を養成する。
今年度の研究概要
インド工科大学のVimal Mishra講師を長期招聘する。Mishra氏にH08の基本的な利用方法を伝えるとともに、研究計画を細部まで詰める。また、すぐに利用可能な全球データを利用してモデルの開発を進める。また、タイのキングモンクット工科大学のChaiwat Ekkawatpanit講師と王立灌漑局 Adisorn Champathong技師を短期招聘する。2013年度で終了するSATREPSプロジェクトで5年間協働したこの2名を招き、H08の新機能の利用方法を伝えるとともに、研究の進捗を報告しあい、次年度の研究計画を詰める。この他に、ウェブサイト・マニュアル・ソースコードの技術情報を最新に保ち、英語で発信する。
外部との連携
連携先:
インド工科大学ガンディーナガル校、キングモンクット工科大学 (タイ) 、タイ王立灌漑局
- 関連する研究課題
課題代表者
花崎 直太
- 気候変動適応センター
気候変動影響評価研究室 - 室長(研究)
- 博士(工学)
- 土木工学