「子どもの健康と環境に関する全国調査」の総括的な管理・運営（平成 26年度）
Japan Environment and Children’s Study

研究概要

２０１０年３月、環境省は「子どもの健康と環境に関する全国調査（エコチル調査）」基本計画を作成し、国立環境研究所をコアセンターとして、エコチル調査が開始されることとなった。エコチル調査は、環境要因が子どもの健康に与える影響を明らかにすること、特に化学物質の曝露や生活環境が、胎児期から小児期にわたる子どもの健康にどのような影響を与えているのかについて明らかにし、化学物質等の適切なリスク管理体制の構築につなげることを目的とする。

今年度の研究概要

2011年1月から開始したリクルートを継続し、インフォームドコンセントの得られた参加者を対象として、質問票調査及び生体試料の採取を実施する。採取した生体試料は、目的に応じて分析、分注等の操作を行い、所定の保管施設において保管する。
　また、出産後の調査及び詳細調査の内容について検討を進め、質問票や所要のプロトコルの作成を行う等、フォローアップ方法を開発する。さらに、生体試料中の化学物質の分析方法及び精度管理方法の開発やSOPの作成を進める。

外部との連携

独立行政法人国立成育医療研究センター、北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学、日本赤十字北海道看護大学、東北大学、福島県立医科大学、千葉大学、横浜市立大学、山梨大学、信州大学、富山大学、名古屋市立大学、京都大学、同志社大学、大阪大学、大阪府立母子保健総合医療センター、兵庫医科大学、鳥取大学、高知大学、産業医科大学、九州大学、熊本大学、宮崎大学、琉球大学