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環境汚染物質の生体影響評価に関する分析毒性学的研究(平成 24年度)
A study on evaluation of effects of environmental pollutants by analytical toxicology.

予算区分
AQ センター調査研究
研究課題コード
1012AQ001
開始/終了年度
2010~2012年
キーワード(日本語)
分析毒性学,代謝,吸収,蓄積,排泄,環境汚染物質
キーワード(英語)
analytical toxicology, metabolism, absorption, accumulation, elimination, environmental pollutants

研究概要

環境汚染物質の生体影響評価には環境汚染物質の総濃度だけでなく、その化学形を含めた評価が重要となる。このような観点から、環境汚染物質の毒性評価のみならず、同時に生体内における環境汚染物質の化学形を安定かつ高感度に分析して毒性評価を行う、分析毒性学的手法を用いて、影響メカニズムを解明することを目的としている。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:

全体計画

環境汚染物質の毒性発現には生体内への吸収、蓄積、排泄が関与することが考えられるため、環境汚染物質であるヒ素の生体内での化学形が吸収、蓄積、排泄に及ぼす影響と、ヒ素の化学形変化に関与する因子の検索を行う。

今年度の研究概要

前年度までの結果から、ヒ素の腸管からの吸収および胆汁への排泄に関して、個体差がみられた。この個体差が、腸管に残存する餌(あるいは腸内容物)によって影響されるか否かを確かめるため、精製食摂取群と、24時間絶食群を用いて、ヒ素化合物を腸管に投与した際の、胆汁・尿排泄、および血液・臓器の分布に関して明らかにすることを目的とした。

課題代表者

小林 弥生

  • 環境リスク・健康領域
    曝露動態研究室
  • 主幹研究員
  • 博士(薬学)
  • 薬学,化学
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