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真核ピコプランクトンの多様性の解明:分類学とゲノム生物学からのアプローチ(平成 24年度)
Determination on diversity of eukaryotic picoplankton: an approach by taxonomy and genome biology

予算区分
CD 文科-科研費
研究課題コード
1113CD015
開始/終了年度
2011~2013年
キーワード(日本語)
植物系統分類学,生物多様性,真核ピコプランクトン
キーワード(英語)
plant taxonomy and phylogeny, biological diversity, eukaryotic picoplankton

研究概要

真核ピコプランクトンとは細胞径が2 μm以下のプランクトンであり、外洋海域における一次生産とバイオマスの双方で非常に重要な役割を果たしていることが知られている。しかしながら、その潜在的な生物多様性の高さが指摘されているもののその微少な細胞サイズゆえ、実体が明らかになっている種はごく僅かである。そこで本研究では、真核ピコプランクトンの培養株を作成し、その実体を明らかにし、分類学的に整理する事を研究目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:基礎科学研究
  • 従たるもの:応用科学研究

全体計画

真核ピコプランクトンの培養株を作成し、その実体を明らかにし、分類学的に整理する、またさまざまな外洋海域から得られた真核ピコプランクトンの多様性を網羅するため、大規模遺伝子解析を行う。

今年度の研究概要

日本周辺の外洋海域である親潮周辺海域にて真核ピコプランクトンの採集を行う。また、その他沿岸海域においても真核ピコプランクトンの採集を行う。調査船上で凍結した細胞を実験室で解凍し、フローサイトメーター及びセルソーターにより、ピコサイズの細胞フラクションの分離を行う。分離した細胞について、18S rDNAによるクローンライブラリを作成し、その多様性を把握する。また、分離した細胞を用いて、クローン培養株の作成を行う。

関連する研究課題
  • 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題

課題代表者

山口 晴代

  • 連携推進部
  • 企画連携主幹
  • 博士(理学)
  • 生物学
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