- 予算区分
- AQ センター調査研究
- 研究課題コード
- 1212AQ003
- 開始/終了年度
- 2012~2012年
- キーワード(日本語)
- 里山,生物多様性
- キーワード(英語)
- Satoyama, biodiversity
研究概要
生物の生育・生息場所としてみたときに里地里山を特徴づける重要な特性である農地とその周辺の土地利用のモザイク性に注目した指標(Satoyama Index)のグローバルスケールでの空間パターンがどのような自然環境および社会的要因によって規定されているかを明らかにすることを目的とする。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:基礎科学研究
全体計画
Satoyama Indexの世界的なパターンをみると、東アジアや東南アジアでは高い値を示す一方で、新世界(南北アメリカ大陸、オーストラリア)や南アジアでは値の低い地域が広大に存在する。本研究では、このような世界各地におけるSatoyama Indexの値の高低をその場所の然環境および社会的要因によって説明する統計モデルを構築する。
自然環境要因として想定しているものは、気候および地形・地質に関する諸要因である。一方で、社会的要因として想定しているものは、各国・各地域の人類の入植時期、社会システム、経済の発展度合い(GDPなど)、産業構造などの諸要因である。
このようなモデル構築により、将来の社会・経済状況の変化に応じて、農業生態系を生物多様性保全という視点から見たときに重要となる土地利用のモザイク性がどのように変化していくかを推し量る上での客観的な根拠が提供できるようになる。
今年度の研究概要
Satoyama Indexの世界的なパターンをみると、東アジアや東南アジアでは高い値を示す一方で、新世界(南北アメリカ大陸、オーストラリア)や南アジアでは値の低い地域が広大に存在する。本研究では、このような世界各地におけるSatoyama Indexの値の高低をその場所の然環境および社会的要因によって説明する統計モデルを構築する。
- 関連する研究課題
- 0 : 生物・生態系環境研究分野における研究課題
課題代表者
角谷 拓
- 生物多様性領域
生物多様性評価・予測研究室 - 室長(研究)
- 博士(農学)
- 生物学