- 予算区分
- AN 新発想
- 研究課題コード
- 1111AN002
- 開始/終了年度
- 2011~2011年
- キーワード(日本語)
- ヒト脳,無侵襲,MRI,生体鉄,3次元イメージング
- キーワード(英語)
- human brain, nonivasive, MRI, bioiron, 3D imaging
研究概要
ヒト脳内に多く存在する生体鉄と、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性疾患発症との関連の報告が近年相次いでおり、生体鉄は健康影響の有力な指標と期待される。本研究では、MRI測定量のヒト脳内組織水1H横緩和速度(1/T2)と生体鉄濃度との良好な相関を利用した、無侵襲3D生体鉄イメージングの実現を目標とする。
研究の性格
- 主たるもの:技術開発・評価
- 従たるもの:応用科学研究
全体計画
従来方法では長い測定時間のために実現できなかった3Dヒト全脳生体鉄イメージング法を提案し、机上検討を行う。次に、この方法を設計し、4.7 T MR装置上にプログラム開発する。T2の異なる模擬試料を作製し、3Dイメージング実験を行う。実験結果をもとに、適宜方式の改良を行う。以上より、開発したイメージング方式を用いてボランティア測定を行う。従来の単一平面イメージング法結果との比較などにより、方式の妥当性を実証する。この結果、無侵襲3D生体鉄イメージングが実現できる。
今年度の研究概要
全体計画に記載の通り、3Dヒト全脳生体鉄イメージング法の提案し、4.7 T MR装置上に開発する。T2の異なる模擬試料実験を行い、適宜方式を改良する。開発したイメージング方式を用いてボランティア測定を行い、方式の妥当性を実証する。
- 関連する研究課題
課題代表者
渡邉 英宏
- 企画部
- フェロー
- 工学博士(物理工学)
- 物理学,工学,医学