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廃棄物リサイクル制度展開の国際比較と化学物質管理の統合システム解析(平成 23年度)
International comparison study on waste management and recycle institutions, and integrated system analysis of chemical substance management

予算区分
BE 環境-循環型社会
研究課題コード
0911BE010
開始/終了年度
2009~2011年
キーワード(日本語)
影響評価,廃棄物
キーワード(英語)
evaluation, waste substance

研究概要

家庭系有害廃棄物の代表例として、難燃剤成分を含む電気機器や繊維製品が挙げられるが、これらに関連する化学物質は、室内ダストあるいは循環廃棄関連ダストとして存在しうることから、主に経気道あるいは経皮的に曝露される可能性がある。しかし、これらのダストやそれに由来する化学物質の環境動態や物理的、化学的、生物学的キャラクタリゼーション、曝露評価、影響評価に関する取組みはほとんど進展していない。そこで本研究では、これらの化学物質の呼吸器・免疫系に対する健康影響を実験的に評価することを目的とする。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

本研究では、代表的な臭素系難燃剤 (BFRs) であるポリブロモジフェニルエーテル (PBDEs) 製剤3種類とヘキサブロモシクロドデカン (HBCD) 製剤、テトラブロモビスフェノールA (TBBPA) 製剤の5物質を評価対象とし、免疫担当細胞と気道上皮細胞の傷害や活性化に及ぼす影響について比較検討する。

今年度の研究概要

今年度は、上記BFRsの影響メカニズムについての検討も加えて、より詳細な影響評価を実施するとともに、BFRsの化学的構造や性質と影響の関係性を明らかにする。

外部との連携

研究代表者:酒井伸一教授(京都大学)のサブテーマを高野裕久教授(京都大学)と共同研究として担当

課題代表者

小池 英子

  • 環境リスク・健康領域
  • 副領域長
  • 博士(医学)
  • 医学,生物学
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