- 予算区分
- KZ その他公募
- 研究課題コード
- 0810KZ001
- 開始/終了年度
- 2008~2010年
- キーワード(日本語)
- 鉛,小児,同位体
- キーワード(英語)
- LEAD, INFANTS, ISOTOPES
研究概要
世界各国で行われた疫学調査により、比較的低いレベルの鉛曝露によって小児の認知機能の発達に悪影響を及ぼすことが判明した。しかし、わが国には小児の血中鉛濃度、鉛摂取量や摂取源に関する情報がほとんどない。小児に対する鉛のリスク評価およびリスクマネジメントの材料とするための基本的なデータを得ることを目的とし、小児科医の協力を得て、日本人小児の血中鉛濃度の参照値を得る。また、採血対象者の一部を対象として、食物を中心とした鉛の摂取量・摂取源調査を行う。
研究の性格
- 主たるもの:応用科学研究
- 従たるもの:
全体計画
本研究では、300人程度の日本人小児から採血を行い、その鉛濃度を測定して、鉛曝露の現状を明らかにし、その健康リスクを評価する。採血対象者の一部から、陰膳、環境試料等のサンプリングし、その鉛濃度・同位体比分析に基づいて、小児の鉛摂取量・食物経由の曝露寄与についても知見を得る。
今年度の研究概要
試料提供を受けた日本人小児の血液や環境試料中の鉛安定同位体比を多重検出器型ICP質量分析計を用いて測定する。
備考
研究プログラム:内閣府食品安全委員会 食品健康影響評価技術研究
研究代表者:東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授 吉永淳
- 関連する研究課題
- 0 : その他の研究活動
課題代表者
田中 敦
担当者
-
瀬山 春彦